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『ギターグラフィック』研究
リットーミュージックから1994年に創刊された「ギターグラフィック」はそのマニアックな内容と美しい装丁で,ギター関係の資料としては第1級の書籍だったと思います。現在は刊行中止(廃刊?)になっているようですが,リスペクトを込めて各号の内容を簡潔に紹介させて頂きます。なお,表記については以下の原則に従っています。

1 「 」内は目次・記事上で正式な記事タイトルと判断される部分。
2 「:」の後はサブ項目の概要。
3 ( )内は作成者の補足メモ。
4 記事タイトル等について,原本でアルファベットのみのものもなるべく日本語表記とする。
5 太字は作成者が個人的に興味を持った記事。
6 赤字は作成者による感想やメモ。
VOL1 発行日 1994.4.20  価格 \2000(本体¥1942) 全146ページ(広告含む)
*創刊号。最初のコレクション紹介者が加山雄三であるところから,本誌のターゲットとなる年齢層がうかがえる。
*アトランシアに関する記事は白眉。
○「ビンテージ・ギター・ステッカー」
○「スペシャル・グラフ」(トーカイタルボ,白いギター他)
○「加山雄三ギター・コレクション」(含インタビュー)
○「ハンク・マーヴィンギターコレクション」(含インタビュー)
○「マスター・ルシアー海外編第1回:ダニー・フェリントン」(作品とインタビュー)
○「ラリー・ディマジオインタビュー」(含ラインアップ紹介)
○「元テスコ社長・松田童龍インタビュー」
○「ダン・アームストロングインタビュー」(含オレンジスクィーザーの変遷)
○「ジェリー・ジョーンズ(ダンエレクトロ)インタビュー」
○「鳥塚しげきギター・コレクション」
○「鈴木茂ギター・コレクション」(ディスコグラフィー紹介あり)
「マスター・ルシアー国内編第1回:林信秋(アトランシア)」アトランシアギターの作品紹介・インタビュー・工場紹介・オリジナルパーツ紹介
○「ビンテージ・ギターの基礎知識」:ギブソンL-5とそのプレイヤー,ポール・ビグスビーのギター,エピフォン・ギターの歴史,ギルドのソリッド・ギター,ロジャー・ロスマイズルの仕事,ギブソンP-90徹底研究
○竹田豊「ルシアーズ・トーク」第1回(トラスロッドについて)
○「あしゅら伊藤の炸裂ギター放談」
○「発刊にあたって」
○「リーダーズ・ギター・コレクション」:後藤暢之コレクション,松岡豊明コレクション(各インタビューあり)
○「牧伸二ウクレレ・コレクション」(インタビューあり)
○「ビンテージギターカタログファイルvol1:ケイ」
「フィーチャード・ギターズ」:パーカーギター(各部についてのインタビュー)
VOL2 発行日 1994.10.5 価格 ¥2000(本体¥1942) 全154ページ(広告含む)
*ビルト・イン・ソウルに関する記事は本誌ならでは。
○フルサイズ・ビンテージピックアップ・ステッカー
○スペシャル・グラフ・パート1
○スペシャル・グラフ・パート2:カウボーイ・ギター,ヴァンドレについて現在判明していること
「フェンダー・ストラトキャスター生誕40周年記念」(各時代のスペック解説・写真等):ボディ各部の形状比較,トレモロのパテント,トレモロのインストラクション・シート,ストラトキャスターの最初の広告,ジョージ・フーラトン・インタビュー,ジョージ・フーラトン所有の1954年ストラト・その他コレクション
○「五木ひろしギター・コレクション」:ギター紹介,五木を支える男〜小林“ジョー”悦夫に聞く〜,インタビュー
○「仲本工事ギター・コレクション」:ギター紹介,インタビュー
「マスタールシアー国内編第2回 ビルト・イン・ソウル(個性派ギター製作者集団)」:沖田ギター工房,スミ工房,シモ・ギターズ,ストリーム,ギター・ラボ,ジャージーガール・ホームメイドギターズ,キッズギター,ソングバード・ギター・ワークショップの各作品紹介,各代表者へのインタビュー
○「特別企画 ヤマハ・ブルー・ジーンズ・カスタム開発者座談会」(後藤暢之氏による司会進行)
○「ビンテージ・ギターの基礎知識」:B.C.リッチ・ギターの歴史,ベレノ・アルミニウム・ギター,グヤトーンLG−200T徹底解剖,ギブソン・スモール・ハムバッカー徹底研究
○「島英二ギター・コレクション」
○「リーダーズ・ギター・コレクション」:ジョー岡野コレクション
○「セルマー・ギターの歴史」(作品紹介,各部の構造,当時の生産記録)
○ビンテージギターカタログファイルvol2「フェンダー1954」
「フィーチャード・ギターズ」:バスカリーノ
「ボブ・シュパーゼル・インタビュー」
○「追悼 バッキー白片」
○竹田豊「ルシアーズ・トーク」第2回(ネック修正,修理の話)
○「あしゅら伊藤の炸裂ギター放談」第2回
VOL3 発行日 1995.4.10 価格 ¥2000(本体¥1942) 全154ページ(広告含む)
*「女性とギター」第1回はかとうれいこと村治佳織。「今後連載していく予定である」とあるが,本号のみの掲載であった(笑)。
*植木等のES−175は,実に渋くて良い。。
*後藤和重氏によるスタインバーガーのモデファイは,自分のスタインバーガーGPを改造するきっかけとなった。
○「美女とギター」(主に映画女優とギターの写真)
○「女性とギター」:かとうれいこ,村治佳織
「ギターと奇人変人の日曜大行進」(TVジョッキーの景品ギター紹介)
○「ベンダー・ディストーターキャスター」
「チナリーズ・ギター」(故スコット・チナリー氏のインタビュー,コレクション)
○「世紀末のルネッサンスマン」:アレックス・グレゴリーのインタビュー,考案した弦楽器
「ギタリストとルシアーによるギター座談会」滝野聡×後藤和重(スタインバーガーのモデファイ)
○「ビルト・イン・ソウルVol3」
○「ハープ・ギター」内田光広:細部,インタビュー
○「ケン・ワーモス」:インタビュー
○「リンディ・フレーリン」:インタビュー,ピックアップ紹介
○「トレヴァー・ウィルキンソン」:インタビュー・製品ラインナップ
○「ビンテージ・ギターの基礎知識」:フェンダー・リード・シリーズ
○フレット徹底研究
○マグネットの種類と応用
竹田豊「ルシアーズ・トーク」第3回:アンプの話,あれこれ
○「あしゅら伊藤の炸裂ギター放談」第3回
○「ワン・オブ・ア・カインド」第1回:エイモス・ギャレットのテレキャスター
○「地球の裏側の知られざる名匠・杉山重光」:インタビュー,作品
「植木等とこの1本!」:ES−175,インタビュー,ディスコグラフィー
○「世良公則ギター・コレクション」
○「つのだ☆ひろギター・コレクション」
○ビンテージギターカタログファイルvol3「ナショナル1930」
○「マスター・ルシアー海外編第2回 スティーブ・クライン」
「三ツ井忠ギター・コレクション」:ゼマイティス,インタビュー
○高田正人ギター・コレクション
○「フィーチャード・ギターズ」:ポ−ル・リード・スミス
「コレクターが教えるギター保管方法」
「ギター・タイム・トンネル」(昔の「エレキ」を持った方々の写真)
VOL4 発行日 1995.10.10 価格 ¥2000(本体¥1942) 全138ページ(広告含む)
*この号から巻末に「ギター・グラフィックはサブカルチャーとしてのギターをファイルする雑誌です。」「ギター・グラフィックは永久保存できます。欠番のないよう,本棚にお取り揃えください。」の2文が英訳と共に記述される。後の「永久保存できます」という断定が印象的(130ページ参照)。
*漫談の人々が実によい楽器を使っているのに驚かされる(例外もあるが)。
*本物のダキストは美しい。日本で持っている人は何人くらいいるのだろうか。
「ボーイズ・バラエテー」(玉川カルテット,ハウゼ畦元,小島宏之,お笑い新幹線,岡本圭司とバラクーダー,灘康次とモダンカンカン,坊屋三郎,東京ボーイズ,アンクル・ベイビーの楽器)
○「高中正義ギター・コレクション」
○「追悼ジェイムズ・L・ダキスト」:ダキストの作品,工房レポート,インタビュー,人と業績,スコット・チナリーおよび粟澤博幸へのインタビュー,モデル別ディテイル解説
○「寺内タケシとこの一本!」(1964年モズライト他,インタビュー)
○「佐野史郎ギター・コレクション」
○松崎しげるギター・コレクション
○「ギターによる最初のレコーディング」
○「21世紀のサーフィン・サウンド徹底ガイド」
○「映画『パルプ・フィクション』サウンドトラックの分析」
○「ディック・デイルのレコード」
○「60年代日本のサーフィン・ミュージック・ブーム」
○「エディ版!サーフィン・サウンド完全ガイド」
「ギター・タイム・トンネル」第2回
○ビンテージギターカタログファイルvol4「ギルド1950年代初期」
○「六弦とキネマの刹那」:第1回 東京キッド
○「エディ・ウガタコレクション」
○「ギタリストとルシアーによるギター座談会」第2回:中シゲヲ×遠藤雅美
○「フィーチャード・ギターズ」:マルキオーネ
○「ギターを持った日本人列伝」第1回:ディック・ミネ
○「30年目のベンチャーズ体験」
竹田豊「ルシアーズ・トーク」第4回:リペア・マンはなぜ仕事が遅いか?
○「あしゅら伊藤の炸裂ギター放談」第4回
VOL5 発行日 1996.4.13 価格 ¥2000(本体¥1942) 全142ページ(広告含む)
*スコット・チナリー氏のコレクションは圧巻。だが,私は未だにこの人がどういう職業の人か,知らない。異様な金持ちであったことは確かだが。
*「ブルー・ジーンズ・カスタム最終章」と「フィーチャード・ギターズ」:龍神はタイアップ臭く,感心しなかった。以後同様の記事がしばしば見られるようになる。(とはいえ,自分に関心があれば喜んで読んでしまったが)
「チナリー・コレクション・レポート」:コレクション,インタビュー,スティーブ・ハウおよびマーチン・テイラーへのインタビュー
○「みんなグレコで大きくなった」(オリジナル・コピーを時代別に網羅。):製品,グレコの歴史,スーパー・リアル・シリーズ解説,ブギー解説,成毛滋および浅野孝己・竹田和夫・森園勝敏・イリア・田中一郎らへのインタビュー

○「玉川カルテットとこの1本!」
○「ギターを“折る”」
○長沢賢一ギター・コレクション
○「ブルー・ジーンズ・カスタム最終章」
○「フィーチャード・ギターズ」:龍神
○「ロジャー・バックナルインタビュー」:ファイルドギターズの作品
○「トム・ホームズインタビュー」(ピックアップリスト付き)
○ビンテージギターカタログファイルvol5「コーラル1968」
「ギター・タイム・トンネル」第3回
○「六弦とキネマの刹那」:第2回 銀座カンカン娘
「寺内タケシのギターは弾かなきゃ音が出ない!」
○「オールド・ギター年式鑑定団」第1回 70年代フェンダー
○竹田豊「ルシアーズ・トーク」第5回 機械と工具の話その1
○「あしゅら伊藤の炸裂ギター放談」第5回
○「ギターを持った日本人列伝」第2回:灰田晴彦
○「ニュー・エレキ・ダイナミカ」第1回
VOL6 発行日 1996.10.17 価格 ¥2500(本体¥2427) 全146ページ
*この号より価格が税込み500円値上がり。前号で巻末に7ページあった広告が3ページに減ったのも一因か?
*津村,チナリー,森各氏のコレクションは金持ちの道楽というものの凄まじさをまざまざと見せつけてくれる。津村氏と,買い付けを委託されたマックヤスダ氏が「“全部購入してしまえば面白いのでは”というノリで」25本くらいしかこの世にないギブソン・サイテーションを18本集めた,というくだりはムカつく(笑)。
*ストラトとヤマハSGの特集で,個人的には最も読み込んだ号。一説には,SGの特集により,中古市場価格が高騰したという。
*VOL3より掲載されていた「ギター・タイム・トンネル」が見あたらない。ネタ写真不足か?
○「高中正義インタビュー」
「ギブソン・サイテーション・コレクション」(津村順天堂の社長のコレクション)
○「ブルー・ギター・コレクション」(スコットチナリー氏のオーダーした青いフルアコ群。各ルシアーのコメント付き。)
○「ビンテージギターカタログファイルvol6「ギブソン1968」
「完全版フェンダー・ストラトキャスター大図鑑」:分解した写真,各年代のスペック,データに関する説明
○「フィーチャード・ギターズ」:フジゲン,アンボイ
○「芸人とギター イッセー尾形」
「森昌行レス・ポール・コレクション」(オフィス北野社長のコレクション)
「ヤマハSGモデルの軌跡」:各モデル写真,歴史,スペックの変遷,SG−2000徹底解剖,SG−175徹底解剖
○「ビンテージギターの基礎知識」:テスコTRG−1 その早すぎた登場
○「憧れの島,ハワイでハーブ・オータさんと行った ハワイ“のほほん”ウクレレ工場レポート」
○「六弦とキネマの刹那」:第3回 ギターを持った渡り鳥
「寺内タケシのギターは弾かなきゃ音が出ない!」第2回
○「オールド・ギター年式鑑定団」第2回 80年代フェンダー
○「エディ・ウガタの西海岸漫遊記」
○「ニュー・エレキ・ダイナミカ」第2回
○竹田豊「ルシアーズ・トーク」第6回 機械と工具の話その2
○「あしゅら伊藤の炸裂ギター放談」第6回
VOL7 発行日 1997.4.15 価格 ¥2500(本体¥2427) 全146ページ
*付録として「1956 グレッチ PX6134 ホワイトペンギン」のポスター付き。
*「料亭弾き語り一代 岡田政雄」のような記事は,他誌では絶対に見られない内容のものとして,特筆に値する。
*「ギター・タイム・トンネル」は巻末2枚の写真のみで復活。
「ギター・グラフィック・スペシャル」(ジャージーガールによるオリジナルギター制作の模様)
○「1940年代〜スウィング・ジャズの時代を奏でた6本のブロンド・アーチトップ・ビューティ」
「ピック・ショーケース」(ミュージシャンのピック一覧
○「イラストレーターなどとギター みうらじゅん」
○「フィーチャード・ギターズ」:ブライアン・ムーア
○「ジェリー・ガルシアのギターを作った男,ダグ・アーウィンの知られざる軌跡と,70年代サンフランシスコのギター・シーンについて」
○「カワイ ムーンサルト」:製品,工場レポート,歴史,徹底解剖,歴代機種の概要
○「ネッド・スタインバーガーインタビュー」
○「ビンテージギターカタログファイルvol7「ハーモニー1969」
「レオ・フェンダーの遺産」:フェンダー50年史,ボディスタイルの変遷,歴代製品一覧(フェンダー,ミュージックマン,G&L),レオ・フェンダーの発明,ヘッドストックギャラリー,代表モデルの配線図,現行製品一覧,パテント・リスト
○「成毛滋ギター・コレクション」
○「カタログでたどる70年代国産ギター史」:グレコ,トーカイ,アリア・プロU,イバニーズ,カワイ,ヤマハ,グヤトーン,フレッシャー,エルク,パール,ナビゲーター,H・S・アンダーソン,70年代国産ギター沿革史
○「大輪好男インタビュー」
○「この夏大ブレイク! ウクレレ・ブームがやって来る」
「料亭弾き語り一代 岡田政雄」(料亭弾き語りの世界)
○「続報!『成毛滋のロックギターレッスン』にまつわる新事実の数々」
「寺内タケシのギターは弾かなきゃ音が出ない!」第3回
○「オールド・ギター年式鑑定団」第3回 60年代ギブソン
○「ニュー・エレキ・ダイナミカ」第3回
○竹田豊「ルシアーズ・トーク」第7回:スケールの不思議,トレモロのタッチ
○「あしゅら伊藤の炸裂ギター放談」第7回
○「哀愁のリリー・フランキー劇場」第1回:武田久美子とボクのモーリス
VOL8 発行日 1998.4.25 価格 ¥2500+税 全146ページ
*1年ぶりの刊行となってしまう。130ページに「一年間お待たせしてごめんなさい。ギター・グラフィックはまだまだ頑張ります」とあり,ある種の悲壮感が漂う。
*「特集 フェンダー・カスタム・ショップのすべて」は岩撫安彦氏がインタビュアー。従って内容は保証できる。それにしても,このようなマニアックなインタビューをこなす氏の英語力には脱帽。
*「アメリカ西海岸インディペンデント・ルシアーたちの小宇宙」は,日本に入ってきているギターがいかに限定されているかを痛感させる。
*「10万円オーダーメイド奮戦記」は見ていて羨ましかった。10万円なら自分も,と思う。
「特集 フェンダー・カスタム・ショップのすべて」:スーパー・ギター・グラフ(現行のストラト,テレキャス,ロベン・フォードモデル,ダキスト・エリート,ジャガーなどの写真),マスタービルダーインタビュー(J.W.ブラック,ジーン・ベイカー,ジョン・イングリッシュ,フレッド・スチュアート,マーク・ケンドリック,アート・エスパーザ,ジェイソン・デイヴィス,ステファン・スターン,グレッグ・フェスラー,アラン・ハミル,ジョージ・アミケイ,ジョン・ペイジ,マイク・エルドレッド,ダン・スミス&ジョージ・ブランダ。最初の何人かは作業風景も紹介。),製作工程(ボディ,ネック,ピックアップ,アビゲイル・イバーラインタビュー,フィニッシュ,アッセンブリー)
○「ビンテージ・ギター・ファイル」(同名のCDに用いられたギター紹介)
○「フィーチャード・ギターズ」:ヤマハ・パシフィカ,YGD(ラインナップ,開発者インタビュー)
○「アレックス・グレゴリーインタビュー」
○「ビザールギターカフェ」:1964グヤトーンLG−75
○「高木ブーギター・コレクション」
○「マグナトーンのギター」
○「レン・ファーガソン」(ギブソン・モンタナ・カスタムショップのルシアー,作品とインタビュー)
○「トーカイ・タルボ〜革命の狼煙は消えず」:製品,工場,開発者インタビュー,歴史など
「アメリカ西海岸インディペンデント・ルシアーたちの小宇宙」(いわゆるガレージ・メーカー18社の作品,工房探訪記)
「10万円オーダーメイド奮戦記」(ジャージーガールの企画)
○「カタログでたどる70年代国産ギター史 その2」:トムソン,トーマス,オークランド,ワトソン,フライスター,ファントム
○「街で見つけたエレキなオモチャ」
「寺内タケシのギターは弾かなきゃ音が出ない!」第4回
○竹田豊「ルシアーズ・トーク」第8回 メイキング・オブ・『メインテナンス・ブック』
○「ニュー・エレキ・ダイナミカ」第4回
○「オールド・ギター年式鑑定団」第4回 70〜90年代ギブソン
○「哀愁のリリー・フランキー劇場」第2回:質流れしたあのギターは今何処?
VOL9 発行日 1999.4.25 価格 ¥2500+税 全130ページ
*確認されている最後の号。やはり前号から1年後の発行。
*「終刊」「廃刊」の告知らしきものは一切見えず,「編集後記」にもそれはうかがえない。ただし,竹田豊氏の「ルシアーズ・トーク」や,「寺内タケシのギターは弾かなきゃ音が出ない!」など連載記事の末尾表現はまさに最終回のそれである。
*例の「ギター・グラフィックはサブカルチャーとしてのギターをファイルする雑誌です。」「ギター・グラフィックは永久保存できます。欠番のないよう,本棚にお取り揃えください。」の2文も見あたらない。
*130ページ中90ページをチナリー・コレクションに依存しており,しかもその写真も非常に大きいため,全体として大味な印象。
「特集 チナリー・コレクションに見るアメリカン・ビンテージ・ギターの100年」(ジャズマスターを始め圧倒的なコレクションの紹介。VOL6で見られたブルー・ギターも再掲。):コレクション,アメリカン・ギターの20世紀における歴史(フラットトップ,アーチトップ&エレクトリック),写真集『チナリー・コレクション』紹介
○「マスター・ビルダーズ・イン・ジャパン」(フェンダー・カスタム・ショップのビルダー座談会)
○「ヤマハ エレクトリック・ギター『テリー&ブルージーンズ・カスタム』」:ディテイル,完成までの道程
「ディ・アンジェリコ」(ベスタクスによる現行ラインナップ,フィル・アップチャーチモデル紹介
○「B.C.リッチ」(現行イーグル,ビッチ,モッキンバード紹介,B.C.リッチの基礎知識)
○「可愛いだけじゃない!」(フェルナンデスZO−3について)
「寺内タケシのギターは弾かなきゃ音が出ない!」第5回
○「ニュー・エレキ・ダイナミカ」第5回
○竹田豊「ルシアーズ・トーク」第9回 ギター職人に関する教育的考察
○「オールド・ギター年式鑑定団」第5回 70年代以降のフェンダー・シリアル・ナンバー 
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