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ここは、過去所有していたが何らかの事情で手放した機材の記録です。 気に入らなかったものもあれば、コレクション整理のため惜譲したものなど。 楽器に対し何を考えていたか、自分の精神史がかいま見えるような気もします。 HPに紹介していた記述分は原則としてそのまま残しておきます。 |
編年体・私の機材購入史(笑) 主にギター、ベースについて記述しておきます。 これまでに所有したギター延べ42本、ベース6本。 現在ギター22本、ベース3本所有。 |
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年 | 購入機材(太字は現在所有) | 備考 | 放出機材 |
1981(昭和56) | Aria proII CSB-380 | 初めてのベース。当時高校生にはアリアプロが隆盛。 | / |
1982(昭和57) | / | / | Aria proII CSB-380 (借りたベースに傷を付けてしまったお詫びに,同級生へ進呈。) |
1983(昭和58) | Fender Japan JB-62-75 | 今となってはジャパンビンテージ!(笑) | / |
1984(昭和59) | / | / | / |
1985(昭和60) | Yamaha SG-1000 CSB | 大学の同級生から購入。 | / |
1986(昭和61) | Kawai Z-II-B | 店頭売れ残り放置品を安く購入。ステンレスフレット、スルーネックなれどバランスが悪く、ネックが下がるという代物。 | / |
1987(昭和62) | Steinberger GP-2S | 香津美さんの影響で…。 | / |
1988(昭和63) | Tune TB-01 | 当時流行のアクティブ小型ベース。 | Yamaha SG-1000 CSB(後輩に売る) |
1989(平成1) | Ibanez AS-200 AV | ジョンスコに心酔。 | Kawai Z-II-B (先輩に売る) |
1990(平成2) | Ibanez JP20 1990 P-project PAW-3 |
ジョーパス、和田アキラに心酔、したわけでもない。 | / |
1991(平成3) | / | / | / |
1992(平成4) | Yamaha SG-1500 OS | SGが懐かしくて…。 | / |
1993(平成5) | Navigator SA-250 | 軽量なセミアコ。ルックスに惹かれて。 | / |
1994(平成6) | Fender CS Setneck-Telecaster | 初のテレキャスタイプ、ただし異端モデル。 | / |
1995(平成7) | Gibson ES-175D 1970s | ジャズメン必携ということで。 | / |
1996(平成8) | Gibson ES-175D 1961 | さらに欲が出て。華の独身時代。 | / |
1997(平成9) | Navigator custom ST Fender Japan JB-62-80US |
2本目のSTタイプはESPにオーダー。 | / |
1998(平成10) | Ovation Super adamas 1687-2 1990 | 長男誕生記念。 | / |
1999(平成11) | / | / | / |
2000(平成12) | Custom through-neck ST | 3本目のSTタイプもオーダー。 | / |
2001(平成13) | Blade BW-2 1990s | 初のヤフオク購入品。 | / |
2002(平成14) | / | / | / |
2003(平成15) | Fender Japan ST-57-53? Bill Lawrence BLIR |
この頃からヤフオクでビルローレンスを物色し出す。 | / |
2004(平成16) | Bill Lawrence BCI-62 SB Bill Lawrence BCII-62 BLK Bill Lawrence BLIIIR Gibson ES-137 classic 2004 |
ビルローレンス三昧。 ES-137はローンで購入。 |
Fender Japan ST-57-53? |
2005(平成17) | Bill Lawrence BCIIE-90B | やはりビルローレンス。研究ページを立ち上げ、以後相場が上がってしまった気がする。 | / |
2006(平成18) | Gibson Les Paul Style-F 1996 Ibanez GB-10 1982 Ibanez GB-12 Bill Lawrence BLIIR 1984? |
機材総整理の年。 ベンソンモデルに興味。 |
Steinberger GP-2S Tune TB-01 Ibanez AS-200 AV P-project PAW-3 Yamaha SG-1500 OS Navigator SA-250 Fender CS Setneck-Telecaster Fender Japan JB-62-80US |
2007(平成19) | Ovation 1863 Classic | エレガットも持っておこうか、と入手したが使い道がなかった。 | Bill Lawrence BLIR Bill Lawrence BCI-62 Ibanez GB-12 |
2008(平成20) | / | / | / |
2009(平成21) | Gibson 50's Les paul standard 2006 Fender USA American vintage ST 1991 |
伝統回帰キャンペーン。 レスポール、ストラトのレギュラーモデル購入。 |
Ovation 1863 Classic Bill Lawrence BCII-62 BLK Bill Lawrence BLIIIR |
2010(平成22) | Gibson ES-335 dot 2006 |
335も持っておきたい、と購入。 | Gibson ES-137 classic 2004 Bill Lawrence BCIIE-90B |
2011(平成23) | Seymour Duncan DS-100R 1990s Fernandes RST-50 CAR 1982 |
小金が入るや安い国産ストラトを物色。 | / |
2012(平成24) | / | / | / |
2013(平成25) | Sonix Telecaster model TL67 2000s | やはりテレキャスタイプも持っておこう、と。 | / |
2014(平成26) | Fernandes RST-50 YSO 1981 Fender Japan TL62 |
RSTは安くて良い。ただしメンテ必須。引き続きテレキャスへの関心。 | / |
2015(平成27) | Fender Mexico 72 Telecaster deluxe Fender Japan TN72 maho Fernandes SSH-40 THE FUNCTION |
テレキャスへの関心続く。本数増えるため,そろそろコレクションを整理しようと思い立つ。すなわち, ストラト×6 フルアコ×4 テレキャス×4 レスポール×2 その他(セミアコ・エレアコ)×2 ベース×2 以上計20本でとりあえず打ち止めと考える。そのためRST-50を1本放出。 と言いつつフェルナンデスを購入していたことを忘れていた。 |
Fernandes RST-50 YSO 1981 |
2016(平成28) | YAMAHA SG2000 RS 1980s YAMAHA SG1500 PR 1982-83 |
突如として古いヤマハSGに関心。広義のレスポール属と見なし,2本購入。それに伴いストラトタイプ2本をやむを得ず放出。ラインナップは以下の通りに。 ストラト×5 フルアコ×4 テレキャス×4 レスポール/ヤマハSG×4 その他(セミアコ・エレアコ)×2 ベース×2 |
Fernandes RST-50 CAR 1982 Bill Lawrence BLIIR 1984? |
2017(平成29) | BLADE R-158 JY 山岸潤史モデル | 幻の山岸モデルを偶然オクで発見,確保。ラインナップは以下の通りに。 ストラト×6 フルアコ×4 テレキャス×4 レスポール/ヤマハSG×4 その他(セミアコ・エレアコ)×2 ベース×2 |
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2019(令和1) | Bill Lawrence BS1E100 BWL | ビルローレンスレアモデルを購入してしまう。 ストラト×7 フルアコ×4 テレキャス×4 レスポール/ヤマハSG×4 その他(セミアコ・エレアコ)×2 ベース×2 |
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2021(令和3) | Ibanez LR10 1983 | イバニーズ・LR10を購入。 ストラト×7 フルアコ×4 テレキャス×4 レスポール/ヤマハSG×4 その他(セミアコ・エレアコ)×3 ベース×2 |
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2022(令和4) | Fernandes The Revival JB-70J | フェルナンデス・ジャコパスモデルを購入してしまう。 ストラト×7 フルアコ×4 テレキャス×4 レスポール/ヤマハSG×4 その他(セミアコ・エレアコ)×3 ベース×3 |
Bill Lawrence BLIIR 1984? 2006年入手。このギター,状態はちょっと小傷が目立ち,作りも粗いところがある(ネックポケットの隙間,4ピースボディ)が,鳴りがよく楽器としては良好。PUはL-250が3発,クリーンの音,特にハーフトーンの音は絶品。このPU,Rolly氏によれば「クリーントーンが綺麗」「独特のトーン」「ビードロの音」「ちょっとコーラスかかってるみたいな,ギター本来の音と違うモノを拾っとる」のだそうだ(出典:『リプレイスメント・ピックアップのすべて』,リットーミュージック,2001)。確かにフェンダーのストラトとは全く異なる個性的なサウンドだと思う。色は往年のシェクターとかのコンポーネント系ギターを思わせる「アンティークブラウン」(カタログではABと表記)だが,別に特殊な材を使っているわけではなく,このギターに関してはアッシュだと思われる。個人的には大好きな色で,地味だが飽きることがない。ガキ,じゃなかった若者には似合わぬ,大人のカラーと言えましょう。近年BLシリーズ自体中古市場でもレア気味だが,この色に至っては特に生産数が少ないらしく,珍しいもの。 重量約3.8Kg。フレットはジムダンロップの6100,ジャンボタイプが採用されている。指板Rがビンテージタイプよりも平らな350-360Rとなっていることと合わせ,売りの一つとなっていた。こうしたスペックは後のハイエンド系ストラトタイプにも多く見られるもので,当時としてはなかなか先進的な発想をしていたことがうかがえる。 これでビルローレンスのBL3機種を網羅したことになる。このBLシリーズはハズレがない,という印象を持った。過去にフェンダージャパンやダンカンのストラトを手にしたこともあるが,ことごとくハズしてしまったことを考えると,大したものである。22F仕様というのも私にはあっている。ところで3機種手にして気づいたのだが,同じBLでもネックの太さ,というか厚みが微妙に異なるのである。個体差か,生産時期によるものか。 現在私の手元に残った唯一のビルローレンス。これまで多くのビルローレンスストラトを手にしてきたが,その個性的な音,弾きやすさ,鳴り,ルックスにより私的にはベストワンの一本。 (追記)修理・パーツ交換履歴 特になし。フルオリと思われる。 |
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Fernandes RST-50 CAR 1982 2011年8月ヤフオクで購入。基本サンバースト始め木目の見えるカラーばかり所有してきたが,たまにはこういうカワイイストラトもあってよいか,と軽い気持で入手したもの。実はなぜか年を取ってから赤系の色がわりと好きになり出したということもある。このキャンディアップルレッドという色は「カスタムカラー」という位置づけで5千円ほど割高だったはずだが,1980年代はかなり流通していたカラー。ポリながら,本物と同じく,下地に銀の塗装が施されているところがニクイ(傷からわかる)。シリアルから1982年製であろう。私が高校2年生の頃。 手にしてみると,4,5弦あたりに思い切りビビリあり。毎度言うが,オークションは本当に博打である。外したかな,と思いつつ地元ショップにてフレット摺り合わせを施したところ,大化け。ネックのフィーリング,ボディの鳴り,これはブラインドテストでは私の持つ本家ビンストと区別付かないのでは,というレベル。手間と費用はかかったが,結果的には満足できるギターとなった。 弦のテンションがきつめなのも本モデルの特徴。フェルナンデス・リバイバルシリーズ発表当時(1981年)のギターマガジンでも北島健二氏がそのような感想を述べていた(この時は確かRST-80の試奏記事)。 「ジャパンビンテージ」を手放しで礼賛する気はないが,これで当時の定価5万円とは。材が近年のフェンダージャパンなどとは一線を画しているような気がする(もっとも,貨幣価値が今とは違うわけだが。ちなみに2014年頃の物価を1982年頃とを比較すると,国公立大学授業料もギターマガジン定価もほぼ2倍強である。)。 ライブでの使用は前提としないコレクション的位置づけで,基本フルオリということもあり,かなり気に入っている。いや,たまにはライブで使ってもいいかな。 (追記)修理・パーツ交換履歴 2011年 フレット摺り合わせ。それ以外はオリジナルと推定。 |
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Fernandes RST-50 YSO 1981 (所有期間2014年7月〜2015年3月) まともにHPで紹介もされなかった悲運のギター。ロゴが消えてちょっとフレット浮きがあったが,修正後かなりよくなった。最初期のリバイバルということでサンバーストの色合いも気に入っていたが,コレクション整理のためやむなく放出。 |
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Ibanez GB-12 (所有期間2006〜2007 あまりにキレイすぎて観賞用になったことと、GB-10より若干ボディが厚かったため、譲渡。) GB-10を購入して俄然「ベンソンモデル」への興味が湧き、今度は「12周年記念モデル」として1990年に限定生産されたGB-12を入手。特徴はとにかくゴージャスなルックスで、見ての通りヘッドにはローズの化粧板、ボディトップ・バックは絢爛たる木目、ピックガード自体も虎目の薄い板が貼ってあります。挙句はブリッジやテイルピースまで装飾が施されるなど、「やりすぎなのでは」と思えるくらいの華美さ。ベンソンさんの趣味なのでしょうか。 入手するまで知らなかったのですが、ボディ厚がGB-10よりもわずかに厚いです。正面のシェイプも同じかと思いきや、カッタウェイのシェイプなど微妙に異なります。これはモデル間の差異というよりも、生産工場の違いだと思われます。これは「寺田」製。セミアコのAS-200購入時にも思ったことですが、フジゲン製と寺田製では同一モデルでも随分異なった印象を与えます。私見では、寺田製のアイバニーズ箱物は、カッタウェイが小さく、サンバーストの色合いが薄い、という気がします。 これはGB-10よりも軽く、サウンドも繊細な感じがします。あまりに美しすぎて、実際にプレイするより酒をチビリチビリやりながら鑑賞してしまうのが難点でしょうか(笑)。まさに「お宝」状態で、現場に持って行くのはちと怖いです。このモデルが何本生産されたかは不明ですが、恐らく現在手に入れるのは相当困難だと思われます。興味のある方は見つけたときに即ゲットされることをお勧めします。なおのちにこのモデルがレギュラー化したものが「GB-100」であるといわれていますが、GB-100の方は塗装や木目がややチープで、GB-12とは似て非なる印象を与えます(と威張っておきます・笑)。 |
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Bill Lawrence BCIIE-90B (所有期間2005〜2010 多忙のため使用頻度が減少,機材整理の結果ES-335に化けました。)
2005年5月入手。このギター、持っているカタログ等の資料では「BCUE-90B」という機種に最も近い。89年・91年のカタログに掲載されているのはベッコウピックガードであるが、これはつや消し黒の仕様。ただし他の多くの特徴(ブラックパーツ・エボニー指板・22フレット・パールインレイ)から、ほぼ間違いないと思われる。とすれば1990年前後に製作された定価9万円の上位モデル。(余談:ビル・ローレンスの広告やカタログ自体、あまり厳密な記載がなされないことが多く〜はっきり言ってテキトーな部分が多い〜、また細かな仕様・パーツ変更などは日常的であったことが推測される。このあたりは将来まとめてレポートしてみたい) これは大当たりだった。製造後約15年経過しているにしては傷なども少ない。出品者は触れていなかったが、ネックは虎目がビッシリ、一見して良い材を使っていることがわかる。弦を張り替えて弾いてみると、「おぉ、良く鳴る!」。アッシュ2ピースボディ。ピックアップはもちろん「ブラックラベル」であるが、下で紹介しているBCUとは出音の印象が随分違う。こちらの方がパワーがある感じ、ただしハーフトーンなどは鼻詰まり的なサウンドである。ボディ材の違いによるものであろうか。 考えてみると、これが作られたであろう90年前後といえば、ストラトといえばフェンダージャパンが隆盛しており(いまもそうかも)、他ブランドとしてストラトシェイプのギターを売るのは大変困難だったのではないだろうか。スタンダードなビンテージタイプのデザインとどう差別化を図るか、が問題にされたに違いない。で、このギターは材の良さなど、基本的な部分のクオリティで勝負する、というコンセプトであったのではないか。 しかしながら、3シングルというのは私にはそぐわないため、早速フロントをハムにした「HSS」仕様にカスタマイズ。 写真はカスタマイズを依頼したH君に送ってもらったものです。 追記:その後、リペアのプロにチェックしてもらったところ、「リアの断線」とのことであった。断線というと鳴らないものかと思っていたらそうではなく、「低音がカットされる」症状が出ることもあるとのこと。そのせいでハーフトーンが妙な事になっていたようだ。やむなく保管しておいたフロントをミドルに、ミドルをリアに装着、これがまた絶品のカッティングサウンドを奏でるので、もうやみつき。(2008/9/4)。 |
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Bill Lawrence BLIIIR (所有期間2004〜2007 とてもよいギターでしたが、秘蔵コレクション化したため譲渡。) またまたやってしまいました、ビル・ローレンスのストラトタイプ、BLV、2004年12月入手。ヤフオクで、「これは高くなるだろう」と思い、入札する気はなかったのだが、終了間際に自分の考える相場よりはるかに安かったので、衝動的に落札してしまった。 届いたものは、ペグなどもはやオールドの風格を漂わせている状態だったが、どうみても実際に使い込まれた形跡がない。例えば、ピックガードのスレや、ベルトバックル痕がほぼ皆無。「使わず長年ケースにしまわれていた」という感じで、デッドストックと言って良い。奇跡のコンディションである。(もっとも、弦を張った瞬間、ブリッジが浮き上がってきて焦った。よくみると、ブリッジとブロックを接合するネジがゆるんでいた。また、何か黒い液体がボディに付着していた。いずれもすぐ回復したが、つくづくオークションは博打だなと思った次第だ。) 1986年8月号のギターマガジン広告からスペックを引用しておく。 ●PU/L-250×2、L-500×1●BODY/アルダーorアッシュ●NECK/メイプルオンローズ22F●CONTROL/1V、2T●SELECTOR/5ポジションレバースイッチ●COLOR/BLK、PW、AR、NT この時期の広告はいずれも「ヘビメタ」向けみたいになっているが、どうも戦略違いなのではなかったろうか。つまり、このギターをみても分かるように、デザインコンセプトは明らかに「コンポーネント」系、シェクターやムーンを意識したようなデザインで、フュージョンやスタジオ系のギタリスト向けである。この手のギターでヘビメタをやる人はいないのではないか、と思う。 このギターのカラーは木目が見えており、「STR」(シースルーレッド)である。木目はアッシュぽいが、重さはそれほどない。3ピース。ちなみに、BLTやBLUのピックガードはつや消し黒の1プライだが、これはつやあり黒の3プライとなっている(どういう意味があって仕様を変えているのか?)。 L-250は初めての経験だが、印象はよい。ブラックラベルはビンテージ指向、L-***系はパワー重視という感じだが、シングルでありながらキラビヤカな張りがあり、弾きやすい。いかにも「エレキ弾いてます」という気分にさせる音。あくまでも私感だが。ハーフトーンが気持ちよい。もうしばらくギターは買うまい、と思っているのだが…。 |
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Bill Lawrence BCII(Challenger2) (所有期間2004〜2009 いいギターだったのですが、レスポール資金捻出のため譲渡。)
2004年9月、またまたヤフオクで衝動買い。ビル・ローレンスの極初期モデル、しかも上位機種「ChallengerU」である。 状態は小傷はあれど良い。ネット上でもビルローレンスのこの時期(1983〜84年)のギターは好評のようで、量産品にしては気合いが入っているのは確かだと思う。 下のBCTとの違いであるが、 1 ウレタンフィニッシュ(BC2がラッカーであるかのような説明をしている記述がサイト上にあるが、昔の広告やギター製作者のHくんの指摘でウレタンであることは確定である) 2 ボディが2ピース(と思われる) 3 ネックの木材グレードが高い(虎目風) という点であろうか。しかし、生で鳴らすとさほどの違いは感じなかった。アンプを通した場合、こっちは「ブラックラベル」3発、人によるだろうが私はこの音は好きである。何かクリスタルな響きで、繊細。ネックもトライアングルとUシェイプの融合という、独特の作りで、弾きやすい。というか、弾きやすすぎる。もうすこしファットなネックだったら言うことなしなのだが。 その後カスタマイズを依頼し、このようになりました(2005年4月)。キモはフロントに搭載したGibson 57Classic。中古で購入。すでに渋〜い外観であった。その他ピックガードを茶ベッコウに、PUセレクターやポットをUSA製に交換など、電気系統もリファインしてもらいました。この辺の詳しい内容は失念,Hくんに問い合わせたところ,「ポットをCTSの500Kオームに、スイッチをオーク社の5WAYに それから、コンデンサーをオレンジドロップにしてジャックはスイッチクラフトのに変えて、最後に線材をベルデンの物に変えましたよー。」とのこと。全体的に、素朴繊細なサウンド,非常に渋く重厚なルックスのギターとなった。 サウンドの方は、57classic自体がパワーで押し切るタイプではないため、期せずして繊細なブラックラベルとの相性が良いことが判明。大変気に入っている。フロントでソロ、ミドルとリアのハーフトーンでカッティングという自分のスタイルにはジャストマッチといえる。 逆に言えば万人向けのギターではなく、きわめてパーソナルなモデルである。しかしストラトタイプは各人がパーソナルにカスタマイズしやすいことこそが一つの長所であり、それを生かさない手はないと思う。 |
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Gibson ES-137 Classic '04 (所有期間2004〜2010)多忙のため使用頻度が減少,機材整理の結果ES-335に化けました。 雑誌広告などによらず、ネットで偶然見つけ、思わず購入。2004年7月、Musicland KEY渋谷店から。 前々から、ES-175のボディが薄くなったものがあればなあと思っていた。実際、1970年代後半から1980年位にかけて「ES-175T」というのが発表されているが、レアで高価な上、Gibson低迷期の製品だけに、入手には至らなかった。それが、こんなモデルが存在しているとは!というわけで、即断。「新品チョイキズ」とのことだったが、電話してみると「傷はありません」とのこと。スペックは以下の通り。
(2005/10/5追記)標準の弦は.010からのラウンドワウンドが張ってあったのだが、やはりジャズにはフラットワウンドを、ということで.011からのセットにチェンジ。十分なジャズトーンを得られるようになった。また、サドルをKTS社のチタン製に交換。音の暴れがなくなり、タイトになった印象。ピッキングのニュアンスをよく伝える。サウンドと正面からの外見が似ているからか、「175ですか?」と聞かれることがある。ただ、セッションで使用するようになって気づいたのだが、重量が意外とあり(約4s)、弾いているときはさほど気にならぬが、運搬の時「重い!」と感じることがある。 |
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Bill Lawrence BLIR (所有期間2003〜2007 とてもよいギターでしたが、秘蔵コレクション化したため譲渡。) 2003年11月、ヤフオクにて購入。ビル・ローレンス(発売元:モリダイラ楽器)は1983年10月に発売を始めたメーカーで、学生の頃個人的に気になっていたブランド。量産品で2ハムというのは意外と少ないのである。ちなみに、86年8月の「ギターマガジン」では、2ハム=BLT、3シングル=BLU、2シングル1ハム=BLV、という3種類のBLシリーズが告知されている。そこからこのギター、BLTのスペックを引用してみる。 ●PU/L-500×2●BODY/アルダーorアッシュ●NECK/メイプルオンローズ22F●CONTROL/1V、1T●SELECTOR/3ポジショントグルスイッチ●COLOR/BLK、PW、AR 定価は7.2万円とある。このギターに関して言えば、ボディはアッシュと思われる。あと、当時の広告をいくつかチェックしてみたが、ナチュラルという色がこの機種にラインナップされているものは未確認(短い周期でスペックが変遷した可能性がある)。フレットは「ジム・ダンロップ♯6100」(エクストラ・ハイ・ジャンボ・フレット)とあり、どうも当時隆盛したヘビメタ向けに開発された節があるが、これを使っていた人はあまり知らない(ロック関係の誰かがメインにしていたような気もする)。 手にしてみると、木部の作りがしっかりしており、鳴りも良好。3ピースボディも気にならない。ネックはローポジションがトライアングル、ハイにいくにつれUシェイプとなる。ピックアップ(Bill Lawrence L-500)が特徴的で、ハイパワーでクリアな音。世間では「鼻詰まり」とか言われているようだが。特に、普段センターポジションは使わないが、このギターでは「太くて前に出るハーフトーン」のような感じで、気持ちよい。 全体的に、ビンテージのデッドコピーでなく、独自の思想を貫いた個性的なギターであると言える。 |
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FenderJapan ST57-55または53(?) (所有期間2003〜2004 バスウッドボディは自分にはだめでした。) 2003年8月、ヤフオクにて購入。「フツーのストラト(3シングル・トレモロ付き)」を持っていないことにふと気付き、どんなものか試しに落札したもの。シリアルはE830390、1987〜88年製と思われる。比較的初期に近いので、よいのでは?と思ったのだ。また、手持ちの資料(リットーミュージック「ザ・フェンダー1 ストラトキャスター」)によれば、フェンダージャパン50年代ストラトのコピーモデルは、ピックアップセレクターが3wayのものは七万円以上のモデルである。そこで出品者に問い合わせたところ、「3wayです」とのこと、ならばということで落札し、届いたものをチェックすると…なんと、5wayではないか。信じられないことである。評価でその旨伝えると、「認識の違いで残念です」などと返答してきた。どこをどう認識すれば5wayのセレクターが3wayとなるのか。謎である(ひょっとして、両端の2つのポジションを数えてないのか?)。かくして、このモデルは当時5.3万か5.5万で売られていたものであることになる。2万ちょいの落札額は、まあ損ではなかろう。と思い、気を取り直してチェック。ボディーはバスウッド、3P、超軽量。廉価モデルのスペックだが、オールドにもこのような仕様は存在する、と自らに言い聞かせる。オリジナルのピックアップは明らかに音がショボかったので、大阪の「スクラッチ」という楽器店からフェンダーカスタムショップ製のピックアップ「FAT 50'S STRAT」を中古で取り寄せ、交換。すると、シングルでありながら非常に太く、ジャズも充分こなせるような音となった。一安心。ボディーに傷等は皆無で、おそらくあまり弾かれていないギターだと思う。ただ、写真でも分かると思うが、 ネックの10フレット以上の塗装がはがれていて、これもまた謎である。普通はローポジションの方が先にはがれるはずでは?ともあれ、木部の作りはしっかりしているし、ネックシェイプはVシェイプでなく、若干太めのUシェイプで、非常に自分好みなので、弾きやすいのは確か。トレモロは無論使わないが、ストラトというのはこの部分でサスティンを稼いでいるのだな、と実感した。結果として、「フツーのストラト」として当初のもくろみ通りコレクションに加えられることとなった。 追記:2004年3月、ライブハウス常駐ギターとして再開発。中古のダンカン・リトル59(Duncan Little59:写真参照)を「ギターラボ」より取り寄せ、フロントに装着。通常のハムほどではないが、さらに太い音をアウトプットできるようになった。今後の活躍に期待。追記2:その後、さらにセンターポジションにダンカンの「Hot Rails(ホットレイル)」を装着。これはビル・ローレンスBCにピックアップを移植するため、とりあえず講じた処置。結果、かなりエグい風貌、理論的にはHHS(ハム-ハム-シングル)という特異なレイアウトになったのだが、サウンドの方は意外にどのポジションも「使える」音になった。特にフロントとミドルの太いハーフトーン、ミドルとリアによる独特のカッティングサウンドが特徴的。瓢箪から駒である。 追記3 どうせなら、フロントとミドルを統一してしまえ、というのでダンカンの「Hot Rails(ホットレイル)」をミドルにも装着。さらにヤフオクでチタンブリッジをゲット、換装。異様に金を食うギターとなってしまったものの、結局財政難のために売却してしまいました。 |
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FenderJapan JB-62-80US (所有期間1997〜2006 薩摩川内市ボーダーの備品になりました。) 1997年,イシバシ楽器から購入。90年代前半くらいのモデルか。ネット上で見つけ,購入した初めての楽器。購入は不純な動機で,ネックを上のジャズベに流用してやろうと考えたのである。したがってボディーの色・傷等は無視した(基本的に木目の見えないカラーは嫌い)。ところが,ジョイント部分のネックの厚みが異なり(こちらの方が厚い),交換は可能だが弦高調整に無理が生じることがわかった。同じモデルなのに,その他異なる部分をいくつも発見した。結局またネックを戻し,現在に至る。 ボディはカタログ上はアルダーのはずだが,かなり重い。品番の「US」とは,「USA製PU搭載」の意味。確かに初期jvモデルとは異なる比較的リッチなサウンドであった。ついでに,「80」とは定価8万円の意味。上のは7.5万円で,値上がりしたのですね。現在は円高のせいか再び値下がりし,定価8万のジャズベはないようだが。ネックも太めで,全体的にギターから持ち替えるのには時間がかかるベースである。しかも,何故か1弦12Fだけがビビるようになってしまい,現在リペア待ちの状態。これはこれで悪くない楽器だと思うので,早く直したい。 |
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Fender Setneck-Telecaster (所有期間1994〜2006年 大変レアなギターでしたが、テレキャスシェイプは自分に合わないとの判断から譲渡。) フェンダー・カスタムショップの「セットネック・テレキャスター」。’94年5月,イケベ楽器店より購入。所持している唯一のテレキャスター,そしてUSAFender製ギターであるが,内容的にはレス・ポールに近いスペックであったりする。その時の雑誌広告文は「マホガニーのバック&ネックで粘るサウンド!!USEDは珍しい!」であったが,確かに普通のテレキャスターのイメージとは別物。そもそもアマでもプロでもこのギターを弾いている人を見たことがない。'90年頃に生産販売されたものと思う。これを入手したきっかけは,香津美先生のピットインライブ(辛島文雄グループ)を見たとき,バレイアーツのテレキャスタイプを弾き倒す姿を拝見したことにある(こんなきっかけばっかりですね)。スペックは ボディ:ホンマホバック,キルテッドメイプル(トップ),ネック:マホガニーセットネック,指板:パーフェロー,ペグ:シャーラータイプ,PU:Dimarzioハム×2,コントロール:1vol1tone,PUセレクター:3way,ミニスイッチ,ブリッジ:ハードテイル 塗装はラッカーで,トップのメイプルが非常に美しい。ただしこのトップ,実に薄くてサウンドには何ら寄与してないと思うのだが。まあ2ハムでハードテイルのフェンダースタイル,というだけで自分好みではある。その上何せセットネックなのである。ミニスイッチはPUタップ用。2つのPUのタップで疑似ハーフトーンを出せるが,その時はPUセレクターを真ん中に,そしてミニスイッチを切り換えと,手続きが面倒くさい。 サウンドは確かに「粘る」,というか,マホガニーの音。ただネックが薄めで,「弾き易すぎる」ギター。PUのパワーがかなりあって,意外と攻撃的なサウンドがする。あと,これはあまり語られていないと思うのだが,テレキャスとストラトは,ストラップピンの位置の違いで,持ったときのバランスが異なるのである。結果として,テレキャスは自分にはネックが遠く感じられる。またバックのコンターもないので,ストラト系と持ち替えるとかなりの違和感がある。要は慣れなのだろうが。これもコレクション的な存在。 |
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Navigator SA-250 ES-335 type (所有期間1993〜2006) ’93年東京BigBossで購入。ラッカーにウェザーチェックが入っているため定価の半額で店頭に並んでいた。トップの虎目に惚れて入手したのだが,作りはなかなかで,音の方も悪くはない。PUはおそらくESPオリジナル。年季が入って次第にPUカバーが曇り,ビンテージっぽい雰囲気を醸し出してきた。ついでにウェザーチェックも段々増えてきた。ピックガードは最初から無い。また,ボディ裏のストラップピンも付いておらず,当惑しつつもフェンダージャパンジャズベースから流用し,今に至る。購入時点で「2〜3年前のモデルです」と言われたので,多分’90年ぐらいのモデルか。 このギターが自分に与えた最も大きい影響は,「太ネック指向」であろう。これは一体いつ頃のES−335を参考に作られたのか判然としないが,とにかくネックが太い!だが慣れるとむしろこちらの方が弾き易く思えてくるようになった。下のAS−200のネックとは対照的である。細ネック=弾き易いギター,みたいな観念があるが,自分は必ずしもそう思わない。グリップの形が良くできていれば,太い方がむしろ運指に無駄がなくなり、滑らかになるような気がするのだが,どうだろう。何より,サウンドがリッチになる気がする。 たまには弾いてやりたい奴である。 |
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Yamaha SG-1500 (所有期間1992〜2006 秘蔵コレクション化したものは思い切って整理しました。) ’92年12月,地元で購入。もちろん中古である。’81・82年頃,フュージョンブームに伴うSG全盛期に,短期間発売されたギター。自分は高校時カシオペアへの憧れがあり,青春の想い出のために,と称して入手(爆)。だから,初めから人前で使うことは想定していない。完全秘蔵コレクション用です。本当はSG2000が欲しかったのだが。 この機種は「ジェイドグリーン」という色が中古市場では人気のようだが,自分のやつは「オイルスティン」という色。「スティン」は「しみ・汚れ」といった意味であるので,直訳すれば「油汚れ色」である。これで人気出るほうが不思議である。と思っていたら,雑誌で吉野寿というパンクのギタリストが全く同一モデルをスタンバイさせている写真を見た。少し嬉しかった。しかしパンクか…。 PUのパワーはあるが,スルーネックにもかかわらずサスティンはそんなにあると思えない。また,テレキャスよりさらにネックが遠く感じるし,その超重量(4.5s)も含め,扱いやすい楽器では全くない。だがもう20年物と思うと,歳月の移ろいを感じ遠い目になる,そんなギターである(笑)。 |
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P-Project PAW-03(和田アキラモデル) (所有期間1990〜2006 フロイドローズと、あと色ががどうしても気に入らなかったため譲渡。) ’90年6月,今は無き地元楽器店にて,初めてのボーナスで購入。中古である。「和田アキラ」のことは知識として知ってはいたが,特に興味あるギタリストではなかった。ただ「松岡直也グループ」でこのギターをギンギンに弾き倒している姿を見,それがたまたま店頭にあったので衝動買いしたのである。スペックは ボディ:アッシュ,ネック:メイプルボルトオン,指板:エボニー,ペグ:ビンテージタイプ,PU:EMGシングル×3,ダンカンJB×1,コントロール:2vol1tone(volはシングル用・ハム用),PUセレクター:5way(シングルの選択のみ),ミニスイッチ,ブリッジ:フロイドローズ 塗装はウレタンと思われる。また最大の特色は「コントロール系が複雑」という点である。肝は3点ミニスイッチで,「通常の3シングル」「フロントを常時オン,他のシングルと組み合わせる」「ハムだけを出力」という,当初は一体どう使えばいいのかわからない代物だった。そもそも4PUというのが凄まじい。和田アキラ氏のアイディアと思われるこのレイアウトは,その後フェルナンデス系のギター等にも引き継がれたようであるが,要は「シングルによるカッティング」と「リアのハムによるソロ」を瞬時に切り替えるための工夫だと考えられる。ということは,やはり大人数のフュージョンなどでエフェクツと併用して使うべきギターであり,当然質素なジャズセッション向きではない。電池も入っているし。個人的にはバブル期を象徴するデザインだと考える。また一時期,ギターシンセドライバーを装着したりしたのだが,その図ときたら先輩に,「タ,ターミネイターギター…」と言わしめたほどのゴツさであった。 重量は重め,サウンドはアクティブとパッシブという異種の音をそれぞれきちんと出してよろしい。まあ,今となっては珍しいギターなので,コレクション的に保存している,という感じであろうか。 |
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Ibanez AS-200 AV (所有期間1989〜2006) 1989年、地元楽器店で購入。アイバニーズのベストセラーセミアコ。俗に「ジョンスコ・モデル」と言われ、確かに型番は同じだが、ヘッド形状を始め様々な相違点がある。私見では大きく4タイプに分かれると思う。 @第1期モデル('70年代末〜88年頃か)。ジョンスコの奴はこれ。ヘッドがでかい。ペグがメタルノブ。 A第2期モデル(89年頃〜'90年代後半?)。ヘッドが小型化。ペグがプラスチックに。バーストが薄く、リムが細くなる。ピックガードが黒からベッコウ柄に。ピックアップエスカッションは3点支持。 B第3期モデル(90年代後半〜2001年位?)。カッタウェイのホーンの部分が角張った感じ。ピックアップエスカッションが2点支持。 C第4期モデル(現行)。ヘッド形状が先太りの扇形になる。 自分のは第2期モデルの初期型(?)である。なぜなら購入直後、それまでのカタログに載っていたものと全然印象が違ったからである。その時デザイン変更があったことに初めて気づいた。 ネックは薄く、PUはSUPER58、そのせいかサウンドは「ケバい」感じ。上のナビゲーターに比べるとロックぽい、下品な印象の音である。レンジは広くなく、歪ませると確かにジョンスコのあの音を彷彿とさせる。ボディトップ・バック共に「これでもか!」というほど虎目が出ているが、これはシールではないにせよ極薄のメイプルが貼ってあると思われる。もちろん、単板ではない。したがって重量はあり、ごつい感じ。上のと比べると、ボディ厚も明らかに大きい。フロントPUのタップができるが、私には全然意味がない。せめてリアだったら…。全体的な取り柄は、頑丈なところであろうか。カタログでもそれが売りになっていた時期があった。ネック・ブリッジ、一度もいじったことはない。 総合的にはナビゲーターの方が好みだったため、使い道が無くなり、思いあまってシンセドライバーを装着するという暴挙に出てしまい、現在に至る。その時リアPUエスカッションの一部を切り取ってしまったのは後悔。やめとけば良かった、弾きにくいし。現在妻の実家の離れで休眠中。 |
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Tune TB-01 sold! (所有期間1988〜2006 ベースはジャズベースタイプで十分との判断から売却。) 1988年,地元楽器店で購入。まだ当時学生だったが,9.8万円,よくも買えたものだ(今は買えない:涙)。定価は13万円。割引によるお得感から,思い切って買ったような記憶あり。スタインバーガーに端を発する小型ボディー系ベースの流れを汲むが,ブレード同様,最近はあまり新製品を見ない。ナルチョが愛用するブランドであるので,存在はしていると思うのだが。 これはアクティブで,PUはチューンオリジナル。いかにも電池の音,ジャンボフレットの上24フレット,バランスはジャズベース系とは全く異質。軽くてよいと思ったのだが,演奏時不安定な気がして,結局活躍の場に恵まれていない。また,意外とブラックの金属パーツが錆びやすく,特に4弦のサドルは弦高調整不能になっている。交換しようかと考えているがいつも延び延びになり,実現していない。全く弾いていない状態なので,調整の上フレットレスにでもしようか。 |
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Steinberger GP-2S mod (所有期間1987〜2006 弾きやすすぎる細ネックのため譲渡。) これは異色のコレクション。’87年に中古で買ったスタインバーガーがあった。これはグラファイトネックであるがボディーは小さな三角形のメイプルでできており,一見箒のようなギターであった。ジャズ初心者の頃はよく使っていたのだが,フルアコとのあまりのタッチの違いに,長年お蔵入りになっていた物を,「ボディーだけ交換したら?」という軽い乗りで,上記H君にお願いし,組み上げてもらった物。ええ仕事してもらいました。 ボディーはGMシリーズを模し、マホガニーにタイガーストライプのメイプルを貼ってあり,見かけは豪華。PUはEMGであるが,パッシブ。やはりネックとブリッジの影響か,スタインバーガーらしさが残ったサウンドである。「普通のエレキを生ピアノとするなら,スタインバーガーはエレピと言ったところ」という香津美先生のお言葉通り。音の分離がよく,したがってエフェクターの乗りがよい。1vol1tone,3wayセレクターという潔いコントロールも好きである。バックには普通無いと思われるコンターを施してもらった。それとネックの幅の狭さ・細さから,「あまりにも弾きやすい」ギターになってしまった。こればかり弾いていると,確実にフルアコは弾けなくなるだろう。飾っているだけじゃもったいないので,今度シンセドライバーでもつけてやろうか,と考えたりしている。 |