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DISTORTION(ディストーション)
ロックギターの基本といわれるが,ハッキリ言ってジャズギター中心の私にはあんまり重要ではない。しかしながらエフェクターとしては大変魅力的に感じ,少しづつ増殖してきた。
AMT California sound
■世評:○(ショップの宣伝文句)メサ系のサウンドをイメージしており,ボリューム,ロー/ハイのイコライザー,ゲインのみのシンプルなコントロール。ミドルが強めな印象で,クランチ気味な歪から,荒々しくきめの細かいディストーションサウンドが楽しめます○メサブギーのシミュ。とにかくロングサスティンできめ細かく倍音多めな,抜けの良い音
Boot-Leg HIZUMI HZM-1.2
■世評:○小売店のコメント「ヒズミ1.2は,姉妹機ヒズミ1.0の贅沢なスペックを継承しつつ,さらに太く,さらに長くを基本理念においた1台です。」「太く乾いたオーバードライブから,激しく歪みディストーションまで幅広く使える一台。」○ツマミの位置をどこに置いても一定の暖かみというか,アンプライクな歪み方をしてくれる○オーバードライブよりももう少し歪んで欲しいんだけど,ディストーションのバリバリ感はちょっとイヤ,みたいな人にはオススメ
■私見:「太い系」ディストーション。ハムPUだと低域がやや過剰か。世評(多くはない)ではうるさくない大人な音のようによく記述されている。RANGEを5以下にした音は個人的には使えない印象。かといって上げ過ぎもNG。世評と異なり,使えるポイントは限定されるように思うのだが。
BOSS DF-2 Super Feedbacker&Distortion
Boss DE2■世評:フィードバックの音は不自然で,使いにくい。
■私見:サウンドはDS-2よりもむしろDS-1に近い印象で,低域が薄い。こちらの方が私は扱いやすい。売りは「フィードバック」であり,ペダルを踏み続けるとLEDが点滅してフィードバック音を生じる。こういう「+アルファ」が付加されたコンパクトエフェクターというのは実は大好きである。実用レベルかどうかはさておき,現在廃番となっているので,貴重な一品であると思う。(2005/1/4)
※ギターマガジン1984年11月号に「コラム」および新製品広告あり。
BOSS DS-1 Distortion
Boss DS180'S
■世評:音痩せする。日本製が一番。低音が細い。
■私見:昔の雑誌で「高中正義」が使っているのが紹介されており,ディストーションとしては珍しく気になっていた機種。日本製。「タカナカ」にはほとんど興味がないが,フュージョンギターの売れ線であることは認める。すなわち,シャリコマなサウンドが作れるのでは,と思ったのである。まあ,無難な音かな,と感じる。妙な癖もないし,基本的というか,フツーのディストーション。「BOSSブック」で,トーンを絞り気味にすればよいという旨の記事があったと記憶している。これは日本製。(2004/12/4)
BOSS DS-2 Turbo Distortion
Boss DS2
■世評:サウンドは古いタイプ。シングル向け。
■私見:DS-1より低音が強化された印象。サスティンは普通。ターボモードはやや不自然な感じ。全体にあまり印象も思い入れもない。(2005/1/4)
BOSS HM-2 Heavy Metal
BOSS Heavy Metal HM-2
80'S
■世評:○マーシャルアンプのフルアップサウンドをペダル化したもの○前段のクリッピングが非対称OD回路○最近のメタルサウンドとは全く別物○良いオーバードライブ
■私見:名前と中身が一致しない,という意見が多い。OD-1と同じ非対称サーキット使用ということで,確かにメタリックな感触の中にオーバードライブ的な温かみあり。下のHM-3よりもピックアップの特性やピッキングのニュアンスを反映する印象。DISTは12時以下だとスカスカで使えない。
※ギターマガジン1983年11月号にて「近日発売」広告。「音ヤセのないディストーション」「OD-1でおなじみの非対称オーバードライブ・サーキットをさらに発展させた新回路」「特にブリティッシュ・ハードロックに夢中の人のために」
BOSS HM-3 Hyper Metal
BOSS Hyper Metal HM-3
■世評:○荒々しい歪み○古いハードロックに合う○ファズっぽい○メタルゾーンではスラッシュ系過ぎて使いにくいと感じる方にオススメ
■私見:コントロールがHM-2と同じなのでツマミをだいたい12時方向にして比較したら,HM-2より音量が小さかった。世評では「メタルの音は時代によって変わるので云々…」というコメントが多いが,どのように変わっているのか私は知らない。HM-2より無機質な感じになっているのは時代を反映しているのだろうか。
BOSS MD-2 Mega Distortion
■世評:○「極限系」○小売店のサイトから「極限まで深く太く歪むハイゲイン・ディストーションデュアル・ステージ・ディストーション+ゲイン・ブーストの強力回路で極限的な太く,深い歪みながらもピッキングのニュアンスを失わない」○ボトムを上げないとちゃんと持ち味がでないのでは○TS系と相性がいい○ハイゲインですがメタル向きでは無い○メタルゾーンよりこちらを断然推します
BOSS MT-2 Metal Zone
Boss MT2
■世評:ドンシャリ。ニュアンスが出しにくい。どのギターでも同じ音に。初心者向け。
■私見:メタルの音。極悪。繋いで一瞬で「こりゃ自分には合わない」と思ってしまった。よく楽器屋で試奏アンチャンが大音量で出している,あの音である(笑)。セッティングも2連ツマミが仇となって極めてやりにくい。ただ,自分のジャズセッションとかで,洒落でこの音を出してみたら別の意味で楽しいかもしれない(爆)。(2005/1/4)
BOSS MZ-2 Digital Metalizer
Boss MZ280'S
■世評:歪みの質がイマイチ。
■私見:DF-2と同じく,これも廃番。メタル向けの歪みに,コーラス2モード,ダブリング(ショートディレイ)2モードから空間系エフェクトを足して出力(歪みのみの出力も可能)。確か,「CDで聴くギターの音を再現」しようとして開発されたものだったという記憶あり。すなわち,四畳半メタラーが自宅で悦に入るためのエフェクターなのでは?歪みはMT-2よりもぎらついた感じ。(2005/1/4)
BOSS XT-2 Xtortion
BOSS Xtortion XT-2
世評:○ BOSSの短命ランキング第2位○爆死エフェクターの代名詞○グランジブームの時勢いで作ったって感じの物○ワウ半止めのような中音域に極端なクセをもったディストーション○PUNCHを絞れば普通にディストーションサウンドとして使える
DNA analogic Gain Fxxker
DNA analogic Gain Fxxker■世評:○IIよりこちらの方がよい○コントロールが難しい○結構モダンな感じでかなり歪む。○(ショップの宣伝文句)ヘヴィな重低音から太いナチュラルディストーションでもピッキングニュアンスのしっかりした歪み!!
Guyatone PS-001 DISTORTION
Guyatone PS-001 DISTORTION 80'S
■世評:○BOSS DS-1に比べて硬い音色○完全に昔風の歪みもの○ジャリジャリした,すこしFUZZのようなディストーション○しっかり歪んではいるけど,全然イヤミじゃない感じ○オールドな固いロックサウンドを彷彿させる,古き良き歪み
Guyatone PS-011 DISTORTION SUSTAINER
Guyatone PS-011 DISTORTION SUSTAINER80'S
■世評:(有用な言及ほとんど無し)
■私見:『ロックギター・サウンドソース・ブック』では「歪みは少なめで,オーヴァードライブっぽさも出せる」とあるが,全体的には低評価。コンプ内蔵だが,かえって余計かもしれない。
※ギターマガジン1982年12月号「チェック&リポート」掲載。「高崎晃が出すような硬質のディストーション・サウンド」
※ギターマガジン1983年1月号に初広告。「ディストーションとサスティンを完全独立で調整できるサスティンコントロール付。」なお,この広告では従来の黒筐体モデルに新発売の銀パネ3体(本器,グラフィックイコライザーPS-012,コンプレッションサスティナーPS-010)が混ざって紹介されており,どうもこの3つが銀パネの最初期開発だったと思われる。
Guyatone PS-016 DISTORTION LIMITED
80'S
■世評:○ どちらかというとオーバードライブに近い○オーバードライブとしてはなかなかよい○MXRのdistortion+あたりの感じ○BB PREAMPとほぼ同じ
Guyatone PS-017 DISTORTION&CHORUS
80'S
■世評:○コーラスとディストーションが一緒になった複合機○グヤトーンのダブルエフェクト1号機○ミックスで使うのがかっこいい
Guyatone PS-024 DISTORTION-H (DISTORTION HARMONICS)
80'S
■世評:○4バンドグライコ付きの面白い筐体○ウォームな印象のディストーション
Ibanez DS10 DISTORTION CHARGER
Ibanez DS10 DISTORTION CHARGER80'S
■世評:○音が気持ち痩せて,ノイズが乗る。○ENHANCEツマミの設定次第○ドンシャリ系のディスト―ション
Ibanez FC10 FAT CAT DISTORTION
Ibanez FC10 FAT CAT DISTORTION80'S
■世評:○粗い質感の歪みを持つディストーション○RATのクローン○歪み量を増やす毎にローが増す○MIDが良く出て音圧ある名機
■私見:濃緑のボディが良い。ミリタリーぽいというか(米国ではこの手の色のエフェクターはタブーだった時期があるそうだ)。TS10との組み合わせはレア感も伴ってかなりのお気に入り。
Ibanez SD9M Sonic Distortion Mod
■世評:○ミニスイッチが2個追加され,「ゲイン切り替え」「ミッドレンジコントロール」が可能○基本的な出音はミドルが控えめでエッジの効いた音
Ibanez LM7 L.A.METAL
Ibanez LM7 L.A.METAL80'S
■世評○(ショップの宣伝文句)=1987年限定生産されたモデル!オペアンプはJRC5534DDを搭載!エッジのハッキリとした'80sらしい粒立ちの細かいハイゲインディストーションです!○とりあえずメタルの音はどう頑張ってもでない。ただしファズに近いヒステリックな歪みは変態系としてはおもしろいかも。○RATを模倣した機種○IbanezのFat Catをベースに海外用にスポット生産されたもの
■私見○80年代歪みペダルへの関心から入手。RAT2との比較では,
1 DISTORTIONを絞ると音全体が消えるのは共通
2 ツマミすべて12時方向ではLM7の方が音が大きい
3 音の方向性は総じてRAT2に似てはいるが弦の分離感やサスティンでは及ばない,という結果になった。
Ibanez MS10 METAL CHARGER
Ibanez MS10 METAL CHARGER 80'S
■世評:○METALというが意外と大人しい○(ショップの宣伝文句)JRC4558Dオペアンプ4基搭載した豪華ディストーション!○(ショップの宣伝文句)歪み回路三段積みによるハイゲインペダル! コントロールも豊富で,オーバードライブからハイゲインディストーションまで幅広いサウンドが作れます。
IBANEZ SS20 SESSION MAN
Ibanez SS2080'S
■世評:(ほとんど見あたらず)
■私見:大変レアと思われる。激安で入手。1987年頃のギターマガジン広告に載っていたが,ほとんど世の中に認知されていないのではないか。ディストーションとアナログショートディレイのミックス。パラレルとシリーズの2モードがあり,後者ではディストーションと,ディレイのかかったクリーン音が同時に聞こえてくる。ネーミングは,これ一つでセッションができる,みたいなコンセプトから来ているのだろう。歪み自体は甘く,あまり深くは歪まず,オーバードライブ的な印象がある。電池のふたを開けると,そこにディレイの細かいセッティング用のネジ式ツマミがあり,結構凝った作りである。(2005/1/4)
KORG DST-1 DISTORTION
80'S
■世評:○ヤマハPSEのDI-01とほぼ同じらしい○(海外サイト)間違いなくコルグの最高のコンパクトペダルシリーズ,素晴らしくユニークなアナログ回路。
■私見:コルグのこのシリーズはギターマガジン1984年12月号に新発売広告あり。ヤマハの01シリーズ生産終了にともないOEM生産していたコルグが自社ブランドとして発売したのではないか。OVD-1は布袋さんの使用によりすさまじくプレミア化したが,他はそれほどでもない(笑)。
Marshall The Guv'nor
Marshall The Guv'nor
■世評:○ジャズコーラス(ローランド)でもマーシャルの音が出るっていうフレコミ
○ハムのギターとも相性がいい
○英国製はブルージーでヴィンテージ感溢れるサウンド,韓国製はハイゲインアンプの様な感じの歪
○思った以上にマイルド
Maxon SD-01 SONC DISTORTION
80'S
■世評:○指で弾いたときにレスポンスが良く色気が出る○良い意味で普通○音が濁っていて妙な高音が耳に付くペダル
■私見:SD-9と基本は同じ。
Maxon SD-9 Sonic Distortion
Maxon SD-9 Sonic Distortion
■世評:○つまみの調整次第でオーバードライブ風な歪みからハードなディストーションサウンドまでさらにハイからローまで綺麗に出る。○音はブルースドライバーに比べパワーがあり,ちゃんと芯があるディストーションサウンド。○細かいタッチやピッキングの反応がいい。○スコット・ヘンダーソン曰く,「SD9はゲインが高く,中域がそれほど強くないのでどのP.Uポジションでも使える。」
Maxon SM-01 SUPER METAL
■世評:○シングルよりハムの方が合うペダル○これ一台でメタルは物足りなさそう○(ショップの宣伝文句)オペアンプに艶ありJRC4558Dを使用しているなど、今となっては贅沢な内容
■私見:SM-9と基本的に同じということで良いのでは。使用されている部品の希少性を売りにするショップも増えてきているようだ。
MAXON SM-9 Super Metal
MAXON SM-9 Super Metal80'S
■世評:○(ショップの宣伝文句)1980年代半ばのモデル!9シリーズでも珍しい5ツマミのちょっとレアモデル。名前の通りキメ細かいディストーションサウンドですが,サウンドメイクのレンジが広く質の良い歪みが得られます。○つなぐだけで,少しトレブリーになる○見た目や名前ほど音はギラギラしない。むしろブルージーなミッドサウンドも得意そうな音色
MESA BOOGIE THROTTLE BOX
■世評:○メサブギー初のコンパクト・エフェクター4機種の中でもハイゲインサウンドを一番の強みとした人気ディストーション・ペダル○ヘヴィなサウンドを一番の強みとする一方で,クラシカルなブルースサウンドも見逃せません○メサ特有のVカーブを再現と謳ってましたが,ミドルがキツい印象○実際の評判は賛否両論 「メタルディストーション」的な,ザクザクに深く歪むエフェクターではなかった 一方で,「アンプライクな生々しい音質」という点で高く評価している人も
MI AUDIO CRUNCH BOX DISTORTION
■世評:○ゲインの可変域は広く,ハイゲインペダルと呼んでも差し支えない程度まで歪んでくれます。ローゲインとハイゲイン両方いける○コンプ感などは少なくピッキングニュアンスやボリュームの追従が素直○回路自体はガヴァナーの増幅部とRATのトーン部が合体した感じ
■私見:オーストラリア発。「エフェクターブック」で「ガバナーとラットの中間設計」という記述を見て関心。上の方が初期型だが,LEDが見にくい。下の方はそれを改善したと思われる後期型。サウンドは初期型の方がかすかに太いと感じる。いずれもオーソドックスな良い音。
MXR distortion+
MXR distortion+■世評○(ショップの宣伝文句)=ランディ・ローズが愛用した,80年代を代表するディストーションの名機!○それほど歪まない。粒の荒く硬質な歪み○単体で歪ませるのには向きません○高中サウンドはこれだけでは作れません
MXR fullbore metal
■世評:○(ショップの宣伝文句)メタルのために生まれたウルトラハイゲインのディストーション。ハイゲインでのノイズを抑えるためにノイズゲートを搭載。3バンドEQで思うようにサウンドをコントロール。Scoopスイッチ一発でミッドスクープ○凶悪でインダストリアルな歪み方○説明のしようがないくらいメタル・スラッシュ系のジャンルに特価したペダルですが,思った以上に音作りの幅は広かったのが驚き
MXR Super Badass DISTORTION
■世評:○(ショップの宣伝文句)効きのよい3バンドトーンコントロールにより,あらゆるスタイルのディストーションサウンドに対応するバーサタイルなモデル○明るく乾いた感じの万能歪みペダル○1台持っておいて損はない○(ショップの宣伝文句)1970年代のローゲインオーバードライブから現代的なメタルディストーションまで,広範囲のスペクトラムを得られるディストーション
Nadines Distortion
Nadines Distortion80'S
■世評:(有用な言及ほとんど無し)
■私見:VESTA FIRE OVER DRIVE と併せて使ってみた感じでは,特にどうということのないディストーションペダル。若干ファズ寄り?『ロックギター・サウンドソース・ブック』では比較的低評価。が,各自の使い方次第だと思う。
NEXT DISTORTION X DS-200
NEXT DISTORTION X DS-20080'S
■世評:○(「WAVE」ツマミについて)「'60」はファズ系の歪,「'70」は一般的なディストーション,「'80」はチューブディストーション系の歪,「NEXT」は次世代の歪
Noah'sark DISTORTION"B"
■世評:○レクチ系ではなくマーク系○ゲインつまみを12時で80年代のロック風,フルでモダンな重低音○いい感じにグシャグシャした音が欲しい人にオススメ
Pearl DS-06 DISTORTION
■世評:○低音が少しぼやけるので和音だとやや潰れがちな印象はありますが、それでもドライな感じとコンプで中々派手なディストーションが得られます○SPECTRUMのLEVELをゼロにすれば選んだMODEの音は出ず、OUT LEVELとDISTORTIONだけのシンプルなディストーションになります
■私見:ギターマガジン1983年1月号に新発売広告。「ハードロッカーのためのディストーション」「世界初のスペクトラム・コントロールを装備」「エキサイターと同じような効果」とのこと。
PROCO RAT2
■世評:音が太い。よく歪む。名器。セッティングが難しい。
■私見:ずっしりして重厚なデザインがよい。初期ラットはジョンスコが使用しており,興味があって入手。これはLED付きの新しいモデル。輸入当初は「ファズ」という位置づけだったように思う。非常に説得力ある太いサウンド。とりあえず,ギタリスト必携,と思う。(2005/1/4)
Providence HBL-2 HEAT BLASTER
■世評:○(メーカーのコメント)モダンなハイゲインチューブアンプに肉薄する豊かな倍音と音の立ち上がりの速さに加え,中低域の厚みを増すことでさらに存在感と迫力のあるディストーションサウンドが特長○ディストーションとオーバードライブの中間に位置するような歪み○バンドサウンドに埋もれることのない,輪郭のあるディストーションサウンド○(ショップの宣伝文句)迫力のハイゲインサウンド/LOW CUTスイッチを装備○「モダンなハイゲイン・ディストーション・サウンド」という謳い文句は正直ピンと来ない
■私見:下のHBL-3に続いて入手。ローカットがあるのでハムバッカーにはこちらの方がよいと思って。
Providence HBL-3 HEAT BLASTER
■世評:○(メーカーのコメント)強力なハイゲインディストーションHEAT BLASTERがより力強く倍音豊かに歪むハイゲインディストーションへとパワーアップしました○JCM800を彷彿とさせるようなアンプライクな音
Providence SDT-2 STAMPEDE DT
■世評:○(メーカーのコメント)一般的なDC9V駆動のディストーションペダルでは実現できない幅広いダイナミックレンジを持ち,大型スタック・アンプをドライブさせた様な重低音の効いたディストーションサウンドを再現します。またGAINとトーンコンロール類の調整によりナチュラルなクランチサウンド,FUZZのようなダーティーな歪みまで,多彩なディストーションサウンドを作り出します。○良い意味で古くさいハードロックの音○Boss DS-1の進化系
■私見:HBLシリーズよりやや線が細い。
T-rex MUDHONEY
T-rex MUDHONEY
■世評:○ディストーション!というより,オーバードライブを2台がけしたようなジューシーな歪み。○音鳴りが非常に早く追従してくるので音抜けがとても良い。○シングルコイルで使うと,どのポジションでもシングルノートやダブルノートを弾くと極太極上艶々サウンドが飛び出してくる。
tc electronic DarkMatter Distortion
■世評:○(メーカーのコメント)・高ヘッドルーム/低コンプレッション/強烈なボトムといったクラシックなチューブアンプの特徴を持ったユニークなディストーション回路を搭載・タッチ・センシティブ - ピッキングの強弱やギターのボリュームノブでトーンとディストーションレベルをコントロール・ベースとトレブルを独立してコントロールする2バンドアクティブEQ・ヴィンテージとモダンのヴォイシングを切り替えるVoiceスイッチ○ハイゲインを想像させるがかなりオーバードライブっぽい歪み○オーバードライブからへヴィなディストーションまでをカバーできるペダル。歪み方が綺麗○ギターのボリュームへの反応悪くない○Andy Timmons使用
■私見:当初は5千円台の定価だったため逆に興味なかったが,試してみたところ大変音楽的な歪みで驚いた。「〜風」と簡単に言えないところがオリジナリティというものだろうか。良い!
Tech21 SansAmp
Tech21 SansAmp■世評
○独特の歪み○PODより良い○耐久性低い,スイッチが壊れやすい○ノイズが多い○僕のヒーローです!
■私見
例によって渡辺香津美さんのボードに入っているのを知ったことと,一回ライブを見たことのあるジャズ系の天野丘さんが絶賛していることにより興味が湧いた。中古価格も高く,ハッキリ言って「歪みにこれだけ金を出すのはいかがなものか」とも思ったのだが,買って良かったアナログの太くサスティンある音,フェンダー,マーシャルなどのシミュレートもできるが,自分は専らメサ・ブギーの音を愛用している。国産のBossなどの一般的なコンパクトエフェクターには絶対出せない音。ちなみにこれは「初期ロゴなし」と言われるモノで,このあと「Classic」のロゴが入るようになった。電池使用も可だが交換時には裏蓋のネジを外す必要あり。よくいわれるスイッチの接点不良はまだ経験していないが,けっこう華奢というか脆弱な作りという印象はある。私的には大事に使っていきたい逸品。これによってラック版PSA-1入手へとつながった。(2008/12/7)
Tech21 SansAmp GT2
Tech21 SansAmp GT2
■世評:○甘いオーバードライブ音は出ない○強力なノイズ○深ドライブさせた音の方が得意○全体的にトレブリー過ぎ○HR,メタル系にはぴったり
■私見:ギターマガジン2022年8月号で,なんと山下達郎さんの歪みペダルとして紹介されている!
VOX satchurator
■世評:○量産品のペダルとしては高いレベル○クラシックな荒々しいディストーション○MOREスイッチは,音量はほとんど変わらず単純に歪みだけが増す○TONEの調整がキモ
■私見:色がキレイでそそりますね。ノブが軽すぎるのが不満。2022年現在中古市場で投げ売り状態だが,人気ないのか?
YAMAHA DI-01 DISTORTION
YAMAHA DISTORTION DI-01
80'S

■世評:○(ショップの宣伝文句)軽い西海岸風から迫力のあるマーシャルのようなディストーションまで得られます!○オールドスクールなロックの音○ファズ寄り
■私見:特に名を秘す,私の尊敬するギタリスト氏が1980年代前半に使っていたことから,ディストーションの中では一番思い入れがあるかも。傷の多い中古だと安く買えたので,とりあえず3台所有。
YAMAHA DI-03 HARDIST
YAMAHA DI-03 HARDIST80'S
■世評:○マフ系ファズ○トーンの効きがよい。
■私見:ヤマハのPSEシリーズではやや後発だった記憶あり。1982,3年頃から各社ヘヴィメタルサウンドを意識したより深く歪むペダルが発表されだしたが,これもその一環だと思う(これ自体はあまりヘヴィメタという感じはしないが)。DI-01が定価10,000円だったのに対し,こちらは11,000円とやや高価だった。ファズという名が付いたペダルは持っていないが,これがファズの音なのか?だとしたら意外と使える。
※ギターマガジン1982年12月号の「JUNK BOX」に記載。「高域中心に歪ませる特殊回路を採用」
YAMAHA DI-10M DISTORTION
YAMAHA DI-10M DISTORTION80'S
■世評:○メタル的なサウンドから,チューブ・アンプによる軽いディストーションまでクリエイト○LOW寄りの野太いガーっとくるDISTRTION○基本的にはチープな音だが(特にTONEを上げ過ぎると),設定次第では太くて心地よい音○内部は精巧・緻密。ここまでしなくてもいいだろっていうくらい,念入りに作ってある○スルー音の劣化が少ない○BYPASS時わずかに歪みが生じる○(ショップの宣伝文句)70'sハードロックサウンドにはもちろん!Grage/Glam/SurfRock etc…フレーズの味付けにも使用できる1台
ZOOM 5000 ZOOM DRIVER
■世評:○STACK1・STACK2・COMBO112・R&B・METAL・ZOOM BOX 6つの歪みタイプ○どのタイプも全部メタルに聴こえる○ZOOM BOXがとっても変な音
■私見:サウンドはともかく,デカ過ぎる。

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