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OVER DRIVE(オーバードライブ)
昔はは歪み系には大してこだわらなかったが、その中でオーバードライブはやはり好きである。コードをひいてもサウンドするから。世間でも人気のある種類のようで、少し前の廃番などがべらぼうな値を付けていることがある。
BOSS BD-2 Blues Driver
Boss BD2■世評:○傑作。使える。ブルースに限らない用途の広さ○ドンシャリ○シングルとの相性がよい
■私見:珍しく新品で買った。セッション用に1個あればと思ったのだが、最初は自分の好みではなかった。最近、ゲインを低く設定すると結構シブイ感じになることを発見、ボードに乗せている。大変売れている機種であるようだ。世評通り、シングルとの相性がよい、と思う。(2004/10/23)
BOSS DN-2 Dyna Drive
BOSS Dyna Drive DN-2■世評:○デジタルマルチエフェクターに入ってる歪み○クリーンからクランチ・オーバードライブ,さらにハイゲインなディストーションまで歪む○ギターのボリュームを変える事で,様々なニュアンスが出る
■私見:買った後でデジタルということを知り少しガッカリした。

BOSS OD-1 Over Drive
BOSS Over Drive OD-1
80'S
■世評:○嫌味の無いサラリとした感じ○マイルドで抜けが良い歪み感じ○スタックマーシャルとの相性は素晴らしい○無理して手に入れるほどのエフェクターではない○SD-1でもいいかも?○ブースターとして使用するもの
■私見:骨董的希少価値でプレミア化したモノでしょう。
BOSS OD-2 Turbo Over Drive
Boss od280'S
■世評:○物足りない○印象がない○あまり使えない。
■私見:初めて買ったオーバードライブは、コレ。20の頃か。「ターボ」がついているので最強!とか思っていたが、サスティンがなく、不満であった。SD-1を買ってコレだ、このサスティンだ、と思ったことである。私にとってオーバードライブの理想は、コンプなしで音がのびること。(2004/10/11)
BOSS OD-3 Over Drive
Boss OD3■世評:優等生的。無難。低音がこもる。
■私見:ブルースドライバーBD-2のオーバードライブ版、というか姉妹編というか。SD-1より音は太い気がするが、ハムバッキングではやや過剰なサウンドという印象。シングル向きか。サスティンはあまりなく、私はSD-1の方が好みである。2004/11/23)
BOSS OS-2 Over Drive/Distortion
Boss os2■世評:○初心者向け○中途半端○使い方次第○オーバードライブよりにミックスするのがよい。
■私見:初めてヤフオクで買ったエフェクターだった。オーバードライブとディストーションをミックスできる。サスティンも結構あり、世評通りOD側にミックスすると、独特のサウンドが得られる。実は結構好き。2004/10/22)
BOSS PW-2 Power Driver
BOSS Power Driver PW-2
■世評:○短命と言われているものの、サウンドとしてはなかなか面白いところをついている○なんか音作りが難しい印象○コントロールの名称はこの頃のBOSSの迷いが出ている○ファットでパンチあるサウンド
BOSS SD-1 Super Over Drive
Boss sd180'S
■世評:○ノイズが多い。○通好み。○買って損はない。
■私見:それまでOD-2しか使ったことなかったのだが、サスティンの効いた温かいサウンドが気に入った。まあ、定番中の定番機種と言える。自分にとってはともかくも「基準」。(2004/10/4)
BOSS SD-2 Dual OverDrive
■世評:○好き嫌いの分かれている製品○完全に独立したアンプのチャンネルみたいで使いやすい○Aチャンネルが歪み少な目でクリーン、クランチ寄り。Bチャンネルが歪み多めでディストーションの激しめぐらいまで○歯切れが良くジャキジャキしたクランチと、マーシャルのハイゲインのようなリード。○クランチチャンネルは少し音が粗くて、ローが暴れるブリブリしたサウンド。リードチャンネルは、 中域に癖があって少し抜けにくいサウンド
■私見:バッキングもクランチ,つまりずっと歪ませていてクリーンを使わない人にはいいのではないだろうか。クランチチャンネルがブルースドライバーぽく音が立つ感があってけっこう好き。
DNA Virtual Tube
DNA Virtual Tube■世評:○ゲルマニウムパーツを使用しており、太くコシのある音○銀ノブは位置が分からなくなる○フルアップしてもそれほど派手に歪まないが、ニュアンスがとても自然。○クリーンアンプでクランチ,ハイゲインアンプでブースターとして使える
■私見:「クリーンアンプに歪みペダル」の私にはかなりお気に入りなのだがあまり人気がないようだ。音は確かに太く,存在感あり。歪みは十分と思うのだが,世間の人には物足りないようだ。
DOD Overdrive Preamp/250
DOD Overdrive Preamp/250
■世評:○イングヴェイ・マルムスティー ンがマーシャル・アンプのブースターとして使用たことでも有名○Gain=5, Level=5 ぐらいでそんなに歪ませずにほんのちょっと味の調味料的に使うのが良いのではないでしょうか。○「ブースターとして使ってなんぼ」の機種○歪み度は旧型の半分くらい
Fulltone OCD
Fulltone OCD
■世評:○アンプのブースターとしても、単体の歪みとしても、使いやすいサウンドが人気○HPモードはマーシャル系のサウンドで、LPモードはフェンダー系のサウンド○バージョンが1〜4まであるが、気にしなくても良い○古いロックの暑苦しくて野暮ったい感じ
■私見:ロック畑の人にはかなり受けがよいようだ。
Guyatone PS-005 OVER DRIVE
Guyatone OVER DRIVE PS-00580'S
■世評:○レトロな歪み方○過激でなくマイルドさがあって,ピッキングのニュアンスがそのまま出る
■私見:グヤトーンのエフェクターは昔からB級チックで著名プロの使用も少なく,中古などは投げ売り状態,という印象があった。しかしこの80年代初期の「黒ボディに蛍光ロゴ」というのは,私が高校1年の頃雑誌などで初めて「エフェクター」を意識したときに最も心惹かれたデザインであった(ボスやマクソンではなかった)。ゆえに世間的な評価はイマイチながら個人的に懐かしい機種という認識だった。ところが!2015年8月にweb上(デジマートマガジン)にて高崎晃氏がドヤ顔で本器を紹介,一気に中古価格が高騰した模様。私などはこれ,投げ売り状態のオクで確か2000円台で買ったような記憶があるが。今あらためて音を出すと,乾いた硬質なサウンドがなかなかイケている感じ。
Guyatone PS-015 OVER DRIVE SONICS
Guyatone PS-015 OVER DRIVE SONICS80'S
■世評:○音はTS系に近くてまろやかな歪み方○地味ながらな絶妙なキャラ○つまみをいじってもそれほど音の変化が無い○かなり歪むし,コンプレッションがかかる
■私見:通称「銀パネシリーズ」は1983年初頭頃発表された。歪みのバリエーションが求められてきた時代を反映していると思われる。
※ギターマガジン1983年8月号にて広告あり。「トレブル・バスのコントロールでオーバドライブ・サウンドは思いのまま。一歩先ゆくサウンド・マシンだ。」
Guyatone PS-025 TOUCH OVERDRIVE
80'S
■世評:○独特な軽めのオーバードライブ○ピッキングニュアンスを出しやすいオーバードライブ
■私見:プロビデンスのソニックドライブにも似たサウンドで驚いた。ただし私のは左二つのノブが効いていない気がする。
Ibanez TS808 Tube Screamer
Ibanez TS808 Tube Screamer
■世評:○極上の安心感がある。これがオーバードライブかっていう感じ○TS9やTS9DXに比べ、 より中音域に集約したまろやかな歪み○適度なローファイ感。だからストラトに合う
Ibanez TS9 Tube Screamer 
■世評:○ブースターとして使うのがよい。○歪みは物足りない。○スイッチの信頼性に欠ける。○スムーズに弾ける。
■私見:定番中の定番でしょう。私のは普通のリイシューだが、maxonのUE300内蔵のチューブスクリーマーと比較してみたところ、ほとんど違いを認識できなかった。同じく定番のBOSS SD-1よりは太い音であるような気がする。まあ、ギタリストならオーバードライブの基準として必携だろう。なお、本器ほどマニアの「モデファイ」「改造」心をくすぐる機種は他にないようで、ネット上には「オペアンプがウンヌン」「ICがウンヌン」といった記事がたくさん見つけられる。私はまったくの文系人間、、特に電気関係は完全に素人であるので、「改造のヒマがあれば練習・演奏していたい」と思うクチなのだが、「マニアを電気屋化するエフェクター」としては特筆すべき一品であろう。(2008/12/21)
Ibanez TS9DX Turbo Tube Screamer
Ibanez TS9DX Turbo Tube Screamer■世評:○ノーマルのTS9サウンドに加え、TS9よりも少しざらついた歪みの「+(プラス)」、中音域をブーストさせる「HOT」、より現代的かつパワフルな歪みを得るために中低音域を強力にブーストさせる「TURBO」の計4種の歪みモードを用意○TS9モード以外は使えません○ストラトに合う
Ibanez TS10 TUBE SCREAMER
Ibanez TS10 TUBE SCREAMER80'S
■世評○そこそこ歪むアンプに,ピッキングニュアンスつける用に,各レベル7くらいで繋げると素晴らしい○ブースターの名機○(TS9との比較)TS10はアタック感がやや大人しめだが中音域の心地良さあり○(TS9との比較)TS-9とは明らかに違う音,やや歪が強くよりクリーミーな感じ○マイルド,丸い,太い,粘りっこい,絶妙なサステイン○強烈にミッドに寄ったサウンド,バッキングやナチュラルなフレーズには合わせづらい○別にどうって事ないっていうか,良くはない
■私見○MADE IN TAIWAN,シリアル7Z〜,オペアンプ:JRC4558D(艶有),1987年製,ホワイト・スイッチの台湾製初期の個体。本器はリイシューもないので,半ば神話化してしまい,入手困難。長年欲しかったが,2017年ようやく入手。1.5万円しなかったのでまあ買い得でしょう。大変甘い音。なのでトーンを上げ気味にしている。だがやはり気持ちいい音です(プラシーボ?)。
Leqtique MAR Maestro Antique Revised
■世評:○ブティックブランドとしては異例のセールス、4000台を記録したオーバードライブ○使えるポイントをみつけると優秀な歪に変貌○初期TS10的な中音域の心地の良さが付加されています○リード向き。常にかけっぱなしにするには厚すぎる音
■私見:雑誌で見て価格の割によさそうだ,何より制作者が「これはTS10そのもの」と言いきっているところに興味がわいて入手したもの。私のオリジナルTS10とは異なりハリのある音だが,TS10新品時はこんな音だったのだろうか。
Leqtique MAT Maestoso
Leqtique Maestoso
■世評:○Clean Boost~Low Gain Overdrive~Hi Gain Overdrive~Distortionまで幅広い使用用途においてお楽しみいただけるようになりました。by Shun Nokina○MATは、各コントロール(特にVol,Gain)の可変域を非常に大きく取っているため必要以上に回しすぎると環境によってはハウリングやノイズ過多の原因となりますのでご注意ください。○歪ませてコードを弾いても分離感がしっかりある
MAD PROFESSOR Sweet Honey Overdrive
MAD PROFESSOR Sweet Honey Overdrive■世評:○ピッキングだけで自由に歪みの量をコントロールでき、素早いレスポンスで、思うがままのサウンドを実現出来る、「ダンブル」ライクなハイクオリティオーバードライブ。○ハンバッカーのギターであれば十分に歪む。○シングルコイルとの相性は非常に良く、コードストロークもソロプレイも両方そつなくこなしてくれる。○ピッキングに対する反応の速さが気持ちいい。○FOCUSノブもききがよくて、マイルドなオーバードライブからジャキジャキなクランチまで微調整がきく。
■私見:『エフェクト・ボード・ファイル 注目ギタリスト77人の足下を徹底チェック!』 (リットーミュージック・ムック) の中で,最も多くのプロ(若手中心)が使用していたオーバードライブ,ということで興味を抱き購入。確かに弾いていて気持ちよく,ギターの個性も損なわない。世評では悪口を見なかった。名器認定。
Maxon JD-01 JET DRIVER

80'S
■世評:○ドンシャリ系ハイゲインのオーバードライブ○(ショップの宣伝文句)レンジが広く太いサウンドで、オーバードライブからディストーションの様な歪みまでと、守備範囲の広いペダル
Maxon OD-01 THE DRIVER

80'S
■世評:○(ショップの宣伝文句)ODモードではややミッドに特徴のあるマイルドなドライブキャラクターで、DISTモードではODモードのキャラクターの延長線上でより激しくドライブする感じ○DISTモードでブースター的に使用すると、アンプの設定によってオリジナルなサウンドがクリエイトできる
Maxon OD-02 OVERDRIVE
Maxon OD-02 OVERDRIVE80'S
■世評:○エンハンス機能を使いこなすのが難しい。
■私見:メカニカルなデザインが泣かせるマクソン01シリーズだが,なぜかこれは02の品番。1985年頃の発売か?このころはまだ世の中が進歩・成長する実感があって,エフェクターも「ツマミの多さ」「メカニカルさ」を売りにする風潮があった。音の方は変にイコライズされてしまい,好みの音を作るのが難しい印象。そこは世評通り。凝りすぎの設計が仇となったか。
Maxon ST-01 SUPER TUBE SCREAMER
80'S
■世評:○中身は「Ibanez TS-9」(=Maxon ST-9)+ミドルコントロール○ゲインは結構高い○隠れた名機○Mid Boostのコントロールが肝
Maxon VOP9 VINTAGE OVERDRIVE PRO
■世評:○(メーカーのコメント)ビンテージ・オーバードライブ・プロ VOP9 は音を劇的に加工するのではなく、良質なビンテージ・アンプを思わせるナチュラルで温かい艶をギターサウンドに加えてくれます。繊細なフィンガリングや微妙なピッキングによって表情豊かなオーバードライブ・サウンドをクリエートできます。○TS系と思わせるルックスですが、中域にフォーカスを当てたぺダルというより、レンジ感は広めのODペダル○歪み単体で考えた場合、チューブスクリーマーよりも圧倒的に使いやすい
■私見:個人的にはTS9のバージョンアップ版と捉えている。世評どおりの名器認定。
MESA FLUX DRIVE
MESA FLUX DRIVE
■世評:○クリーンアンプだと歪まない○普通のオーバードライブに比べたらうるさくないし、やっぱり中音域に粘りがある○「BB Preamp」に似ている
■私見:メサブギーの歪み,というのは私にはある種の憧れであるわけだが,2014年3月発行の「渡辺香津美」(リットーミュージック)で香津美先生のメイン歪みとなっていることを知り,即購入。その写真からはLEVEL10時,GAIN9時, BASS12時,TREBLE1時,となっているように見える(web上の他の画像ではGAIN12時位になっているのもあった。当然セッティングは流動的でしょう)。世評では「歪まない」「ゲインが低い」というのが散見されるが,世の人はどんだけ歪ましているのか,と思う。私にはクリーンアンプでも十分なリードトーンを得られるように感じるのだが。ま,感覚・嗜好の違いでしょう。
NEX'TONE OVD-1
■世評:○(メーカーのコメント)国産ヴィンテージオーバードライブのOVD-1回路を再現しました。有名なギタリストが使っていたエフェクターで本物は非常にレアとなっています。ナチュラルなオーバードライブでブースターとしても最適です。
Pearl OD-05 OVER DRIVE
80'S

■世評:○ピッキングのニュアンスを残した歪み。○パラメトリックEQが付いていてかなり音色を追い込める。○昔,スティーブ・ルカサーが使っていた(?)○音の通りがいい。○思った以上によく歪む。隠れた名機。
■私見:1980年代前半にリリースされた「サウンドスパイス」シリーズの中の一機種。ルカサーの使用については昭和58年11月発行の『ロックギター サウンド・ソース・ブック』(シンコーミュージック)内に写真が出ているのを後に確認。その極小写真に目をこらして得られたセッティングは以下の通り。
EQ.GAIN -2
FREQUENCY400
OUT LEVEL6
OVER DRIVE4
割と控えめなセッティングに感じる。中低域の周波数をブーストするのではなく,カットすることでドンシャリぽいサウンドを狙っていたと推測。
 なお,同誌には本器のレビューも掲載,以下の通りである。
パラメトリックEQが付いている。ただし,バンド・ワイズがかなり広く,ゲインを−5にしてフリクエンシーを400H近くにすると低音がなくなり,800H近くにすると高音がなくなってしまう。歪みは十分だが,根本的に固いトーンでありDIST的。
「固いトーン」というのは,チューブ的な温かみに欠ける,ということだろう。良くも悪くも80年代の音。
Providence FDR-1F FLAME DRIVE
■世評:○Sweetでシルキーなドライブから倍音煌くエッジの利いたドライブまで○音質の劣化を防ぐVITALIZER内蔵○HEAT BLASTERを元にしたオーバードライブ○ノイズが少ないし、音がすっきりしていて空間系エフェクトの乗りがすこぶるよろしい
■私見:ハイゲイン・オーバードライブ。変な表現だが「クリアな歪み」。輪郭のはっきりした音像。大変気に入ったので3個所有。

注意!:その後3個中2個が電池作動不可であることが判明。2個とも画像の赤ボディ旧タイプ。中古市場でも同様の症状が散見。購入の際は「電池作動OKか」を必ず確認することをお勧めしたい。
Providence ROD-1 RED ROCK OD
■世評:○(メーカーのコメント)ベースになる音作りをアメリカで行った、プロビデンスとしては新しいサウンドコンセプトのオーバードライブアメリカ西南部の濃密でありながら渇ききった風、突き抜ける青い空と太陽の輝き、スピリチュアルな大地の持つ空気感をイメージして開発されました。シングルコイルにマッチしたウォームなドライブサウンド
Providence SDR-4 SONIC DRIVE
■世評:○2007年に初登場○(ショップの宣伝文句)リズムギターとしてバッキングの際に有用な解像度の高いアタッキーなドライブはもちろんのこと、多彩なコントロールによってより深くディープなドライブサウンドにも対応します○主にリズムギターをターゲットにした、時に荒々しく、プレイヤーの感情までも表現できるオーバードライブペダル○布袋氏使用○SDR-5に比べ、より明るめのサウンド○歪んだ時の音もしっかり1?6弦まで綺麗に分離
Providence SDR-5 SONIC DRIVE
■世評:(ショップの宣伝文句)荒々しくも分離のよいパワフルなドライブサウンド! ○速いアタックとエッジの効いたサウンドを基本としながら、プレゼンス音域に混じる不要な成分をカット。
Providence SLD-1F SILKY DRIVE
■世評:○(ショップの宣伝文句)Vintage Tube Ampをドライブさせたかのようなシルキー&リッチなドライブ・サウンドはまさに王道のオーバードライブ・サウンド!○非常に滑らか、艶やか○ニュアンスもしっかり出るので強弱つけた演奏するプレイヤー向き○大人なオーバードライブ
■私見:TS系をリッチ・クリアにした印象。大変お気に入り。
Providence SOV-2 STAMPEDE OD
■世評:○内部昇圧の機構を持っているとのことで消費電力が大きめ(80mA)○シングルコイルのギターとは相性バツグン○ギターの持つ特性を失うことなく自然にドライブさせることができる○一般的なDC9Vで動作するオーバードライブペダルの 3倍以上のダイナミックレンジ○SUGIZO さん愛用モデル
■私見:ハイゲイン・ディストーションの前段でプリアンプ的に使う際のお気に入り。現場では電池駆動が厳しそうなので躊躇。家でマルチのセンド・リターンに噛ませ常用。
SAMURAI Sound Samurai Drive
SAMURAI Sound Samurai Drive
■世評:○Landgraff系3モードオーバードライブ○「圧倒的な個性」というのはあまり感じない
○ギターとアンプの持つ本来のサウンドを潰す事無く、厚みを足してくれる感じ。
Shibuya Instrument House CROSS FIRE II
Shibuya Instrument House CROSS FIRE II
■世評:○歪の可変幅が広く,埋もれずによくヌケる。○MarshallアンプとDumbleアンプを意識したモードは,かなり使いやすく音もいいが,Fenderを意識したモードが使い物にならない。やたら音量が下がる。○弦の唸り具合が気持ちいい。
■私見:fenderモードの音量が下がるのは,ランドグラフ系なら当然のはず。無知なレビューには要注意。
sobbat DB-2 DRIVE Breaker
■世評:○メーカーのサイトから:「DB-1と同様にサステインに富む。本機は歪み度をやや押さえ、粒が少し荒めのサウンドが特徴的。いわゆる"SRV"サウンドと呼ばれる、 キラリとしてキレのある抑揚感を生み出します。音数より"ニュアンス"で勝負するギタリストに最適です。」○シングルコイル・ハムバッカーどちらにもよく合う。○ どちらかと言えば シングルコイルにマッチした仕上がりに感じる。○ノイズは多いですが使える○和音の分離はあんまり良くない ○「シングルコイルに合うのはDB-1」、「ハムバッカーに合うのはDB-2」という噂? ○ギターの個性やピッキングがダイレクトに出て来るニュアンス
■私見:本器に関してはシングルPU,ハムPUどちらにあうか?というコメントが目立つ。メーカー側からは「SRVサウンド」を謳っているので,シングル向けかとも思うが,実際音を出すと,セッティング次第でどちらでもいけるのでは?と思われた。ただしハム使用時にはベースを絞った方が良い。全体的には荒々しい暴れた音を指向しているようで,端正で温かいチューブサウンドとは一線を画す。
T-REX ALBERTA
T-REX ALBERTA
■世評:○シングルコイルでのフロントPUでの使用のときは木の材質の音もはっきり聞こえる。○歪みのキメが細かくスムーズで倍音がすごく綺麗に出る。各弦の音が潰れず芯がしっかりと残る感じ。○ゲイン0でもアンプそのままのクランチにいい粘りを与える。クセが全く無く,ツイードやブラックフェイスフェンダーには最高なマッチング。 
tc electronic MOJOMOJO PAUL GILBERT EDITION
■世評:○(メーカーのコメント)世界的なギタリストである“Paul Gilbert氏”とのコラボレーションにより、高いヘッドルームとエクストラゲインスイッチなどを搭載し進化したスペシャルモディファイバージョンのMOJOMOJO
■私見:やや低音が過ぎる気もするがやはり音楽的な良い音。良くできてます。
TECH21 CompTORTION(テック21・コンプトーション)
■世評:○通好み○MXR Dyna CompとBoss Overdriveのコンビネーションをシミュレート○メーカーの広告から:「SansAmpのTECH21から、コンプレッサーとディストーションを完全合体させたコンプトーションが登場しました。ナチュラルなサステインをサポートするComp(=Compressor)と、ゲルマニュームトランジスター特有のファズサウンドからチューブオーバーサウンドまで、ワイドレンジの歪みをカバーするTortion(=Distortion)が、あらゆるジャンルのギターサウンドをクリエイトします。これからのエフェクトコンビネーションは、通常高いノイズレベルに悩まされます。しかし、コンプトーションは、最新の表面実装基盤とノイズリダクション回路を搭載することで、ノイズ問題を解決しました。加えて、このノイズリダクション回路は、不自然な信号のカットオフが起きないように、コントロール設定によってノイズレベルをサーチし、スレッシホールドを自動設定するインターアクティブ回路を採用しています。」
■私見:場合によっては「コンプレッサー+ディストーション」と表現される場合もある。サウンドは太い印象だが、ナチュラルなサウンドと言うよりは作り込んだ、悪く言えばやや人工的なサウンドなのかもしれない。しかし私的には非常に気に入っている。「MXR Dyna CompとBoss Overdriveのコンビネーションをシミュレート」というのは、本当なのだろうか。スイッチは軽い感触。重厚なルックスとは裏腹に、意外にも重量は軽い。DCの位置がやや不満。
VESTA FIRE OVER DRIVE
VESTA FIRE OVER DRIVE 80'S
■世評:(2017年時点でほとんどなし)
■私見:トーンなし,2ノブのモデルはネット上でも散見されたが,この3ノブタイプは情報皆無。『ロックギター・サウンドソース・ブック』(シンコーミュージック,1983)の広告に掲載。そこでは「OVER DRIVE T-TYPE」との正式名が。「今までのオーバードライブにただトーンを付加しただけではありません。本当のオーバードライブと云うものを基本から追求し,ソフトなオーバードライブからハードなオーバードライブサウンドまで幅広い音色が得られます。」とある。本誌のレビューでは「歪みは極端に多く,ノイジーだ。トーンのききはいいが…」と酷評されており(なぜか写真は2ノブのモデル),全く期待せずに入手したが,トーンを若干上げ目にすると意外と抜ける,使える音が飛び出してきたので驚いた。
このベスタファイアというメーカー,ネイディーンズ(Nadine's)という名前でも同じ傾斜筐体のエフェクターを1980年代前半に出していて,当時高校生の私は雑誌広告でその存在は知っていた。何となく高級なイメージがあったが,今見ると筐体裏側はプラスチック製で意外とショボイ(笑)。また,フットスイッチが右側に寄っているため,踏むと本体がグラグラしやすいという珍設計。マニア向けの一品,ということにしておく。
※ギターマガジン1983年11月号でベースの鳴瀬喜博氏の機材として紹介された。
XOTIC BB-preamp
XOTIC BB-preamp
■世評:○トーンコントロールが良く効く○温かみと厚みを感じるオーバードライブ○耳に痛い部分がないのはステキ○純粋なシングルコイルを載せたストラトとの相性は抜群○買って損は無い○どの設定でも原音に忠実
■私見:世間では半ば定番化したペダルのようだ。
YAMAHA OD-01 OVER DRIVE
YAMAHA OD-01 OVER DRIVE80'S
■世評○各弦の分離が良く,非常に完成度の高いオーバードライブ○コンプが掛かり,ピッキングのアタックが強調される○オーバードライブ/ディストーションと中間的なドライブ○KORG OVD-1との違いは,(以下略)○布袋布袋布袋
■私見:ギターマガジン1982年12月号「JUNK BOX」に記載。「インプット段からアウトプット段まで,数段のアンプ回路のすべてで少しずつ歪ませる方式を採用」¥11,000
YAMAHA OD-10M OVER DRIVE
YAMAHA OD-10M OVER DRIVE
80'S
■世評:○硬質なトーン,ちょっと粗い歪み○知られざる名機,王道のOD○TS9じゃ物足りない時に使えます○ブルースドライバーのような高域、ギャリっとしたイキの良い部分が共存してて、なおかつ暖かい○低域が効くマイルドなオーバードライブ・サウンド

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