トップへ  エフェクター目次へ

1 自室セッティング紹介
2021年5月以降のセッティング
 自室では長らくBOSSのGT-6を中心にセットしていたが(それだけGT-6に不満がなかったということか),そろそろ更新しようか,と重い腰を上げたのが2021年5月のこと。
 調べるとBOSSマルチはGT-100が長らく販売されておりいまだ現行であることが判明,入手。
 音の方はGT-6に比べてデジタル臭さがかなり低減されており,逆に言えば素直な音過ぎて若干拍子抜けしたほど。
 パッチはナチュラルクリーン,ツインクリーン,ニューヨークジャズ(web上のライブラリから入手)といったクリーンを基礎にしてそれぞれ1=純クリーン,2=コーラスまたはデチューン,3=フェイザー,4=センド・リターンによる歪み,という組み合わせ。アクセルペダルは専らチューナーオンオフ用,フレーズループペダルは何らかのスペシャル機能用(モデリングアンプの切り替えとか)に使用している。以上のセッティングでとりあえず不満はない。コロナ禍においては歪みペダルを色々換えてみるのが数少ない楽しみの一つである(嘆)。
2008年〜2021年のセッティング
 2008年に転居,それ以来上のようなセッティングになっています。BOSSのGT-6はかなり古い機種ですが,センド・リターンに歪み物をかまして使っています。画像ではたまたまMAD ProfessorのSweet honey overdriveとYAMAHA DI-01をつないでいますが,流動的。以上の機材で自室においては特に不満もないことから,この形に落ち着いています。エフェクターボードは目的別に再編成中。アンプは2016年のマイブームでミニアンプを色々物色中。撮影時にはYAMAHA G10Lをセット。(2016/8/4)
2007年12月時点のセッティング

Noahsark PTBS-1の導入

 人間の欲は限りないもので、3ループより5ループあればなお音作りの幅が広がるのでは、ということでNoasarkのスイッチングシステムPTBS-1を導入。5ループの組み合わせを自由にメモリーできるというものだが、実際にはボスのRV-3+αという簡素な組み合わせしか行っていない。チューナーアウト・ミュートスイッチ・バッファーがついており大変便利な機種で、サウンドもナチュラルさを失わず、良好。スイッチングシステムの中では廉価なので、お勧め。

 右からSansamp Classic,Boss Super Over Drive SD-1,MXR PHASE100,Ibanez DCF10,Boss RV-3。以前と変わったのはサンズアンプ・クラシックとSD-1、フェイズ100の三機種。
Sansamp Classic:渡辺香津美先生使用ということで購入。普通にエフェクターとして使ってます。作り込んだオーバードライブサウンド(メサブギーシュミレート)をセッティング。サスティンバリバリ。
Boss Super Over Drive SD-1:1ループ余ったので、ナチュラルなオーバードライブサウンドを出すためにセット。
MXR PHASE100:定番フェイザー。PHASE90のようにブーストされず線が細い感じだがバッキングにはこちらの方がよい。優等生的。

 画像には見えないが、家では音量コントロールのためにBossのボリュームペダルFV-300Lを右端につないでいる。ライブではこのボード一つで自分的には十分。歪みもの2つを配置してその違いを楽しんだりと、実用性と遊びの要素をうまく満たした内容だと、勝手に思っている。ジャズやるならフルアコのアンプ直結で事足りるわけで、自分にはエフェクターボード自体が「遊び」の部分なわけ。
2007年4月時点のセッティング
TKI(LAZEMAN)3-channel loop M/Sの3ループにMXR PHASE90、Tech21 Comptortion、Ibanez DCF10を配置。その後BossのFV-300L(モディファイ:バッファー内蔵)からBoss RV-3(常時ON)へ。

「TKI(LAZEMAN) 3Channel loop M/S」の導入
 ある時、「お前は20年もギターを弾いてきて、いまだにコンパクトエフェクターをきちんと使いこなしていないではないか!」という天の声(?)を受け、ここらで一つ、徹底的にエフェクターボードを整理してみよう、と思いついた。いわゆる「スイッチングシステム」の導入で煩雑な足技から脱却である。とはいえ、自分のスタイルを考えた場合、あまりエフェクティブなことはしないし、最低限コーラス、オーバードライブ、フェイザーの3つが自在に切り替えられればよい、ただしギターの生音は確保しておきたいという結論に。大げさなものではなく、「やや高度なラインセレクター」と言える製品を探した。そこで白羽の矢が立ったのは「TKI(LAZEMAN)」というブランドの「3Channel loop M/S」というラインセレクター。以下特徴を箇条書きにする。
○3ループのオン・オフを一発で行うことが出来る(ここが重要。つまり、AループをオフにしてBループに移行する場合、Bのスイッチを踏むだけで切り替わる)。
○最も重視する生音も、選択しているループをもう一回踏むことでかんたんに確保できる。
○一見アメリカンな外観にもかかわらず韓国製。
○小型なのでループ用の6本のケーブルはすべてL字型ではやはり干渉して挿しにくい。パッチケーブルをオーダー(オークションで良心的な出品者に依頼)。基本的にはMogami(モガミ)の2524というケーブルを使用。フラットで余計な色づけをしない、しかも安価というので定評あり。
○トゥルーバイパスゆえに「エフェクターの後に配置」することを前提にしたボリュームペダル(例 BOSS FV-300L)を後ろにつなげない(写真ではバッファー付きのモデファイものを使用)。
○音質はよい。ピュアなサウンドが得られ、特にストラトのシングルの音が格段によくなった。
○電気回路は繊細、悪く言えば脆弱な傾向、使用時は電源との相性に注意。

 ともかくも、このセレクターによってようやく懸案であった「使える」エフェクトボードができあがった。

2007年3月時点のセッティングBoss me-X
 コンパクトエフェクターへの未練から導入したBOSS ME-X。コンパクトをボード化するにはどうしてもスイッチングシステムが必要な気がしただが、概して高価。このME-Xは空間系のエフェクトとイコライザーだけを内蔵、3つのコンパクトエフェクターをセットし、そのオン・オフを自由にプログラムできる。3ループのスイッチングシステム付きマルチエフェクターと考えればよい。コンパクトとマルチの「いいとこどり」を目論んだと思われる機材。チューナーも内蔵。古いもので空間系の複雑なセッティングは出来ないが、コーラスなどは綺麗な音(デジタルでしょうが)で、自分には十分。また、GT-5よりもギターの原音が生きる印象。ボスの開発陣も自信を持って世に送ったそうだが、あまりのデカさ、重さから廃番になってしまったそうである(出典:『ボスブック2』。しかし、ちょっとしたエフェクターボードはこれぐらいの大きさ・重さにすぐなってしまうと思うが)。自宅据え置き用としては未だ使える機材だと思う。
 画像ではMXR・ダイナコンプおよびフェイズ90、TECH21のコンプトーションをマウントしていますが、好みによって他の機材と差し替えることは容易。コンパクトの「旨味」を試すには格好の機材。右端のEV-5はボリュームコントロール用。
2006年1月時点のセッティングBOSS GT-5 & ZOOM 9050
BOSS GT-5 & ZOOM ADVANCED INSTRUMENT EFFECTS PROCCESSOR 9050
 自室のスペース縮小に伴い、いろいろと試したが、結局ボスのGT-5が音質と操作性のバランスにおいて良いだろうということで、これを核にしている。基本的には箱物にもあうように生音に近いパッチを作成、あとはそれにコーラスを加えた音、フェイザーやワウのカッテイング向けパッチ、OD-1的なオーバードライブのパッチをセッティング。右端のエクスプレッション・ペダルEV-5はワウ専用。
 加えて、2005年12月に入手したZOOMの9050をMIDIでつなぎ、ループ専用のパッチでコントロール。9050は1993年発表のマルチエフェクターだが、独特のサウンドを持っており、特にソリッド系のギターにあう。深夜、小音量で弾くときなどに重宝。音質がどうのこうのというよりは、オモチャ的感覚で楽しめる機材。GT-5にはないエグい味がある。

Copyright (C) since2002 Hammerzak. All Rights Reserved.
inserted by FC2 system