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アンプ
アンプやエフェクターなどの機材はある意味ギター以上に奥が深く,また頭を悩ませるものでもあります。ここでは私のアンプコレクションから紹介します。好みは小型・高出力のコンボタイプで,箱モノの生音が良いもの。
Amplifier(使用アンプ)一応、下に行くほど製造年の古いものになります。
Albit G50-112 1998頃?
albit g50-112
 メサ・ブギー売却に伴い自宅練習用に導入したアルビット・G50です。
 実はこのアンプ、1998年頃新品で買ったものですが、予備機としてほとんど使わないままだったものです。随分昔の「ギターマガジン」に広告が出ていて、製作者の「音はもう完璧ですよ」というような自信満々なコメントが出ており、気になっていたのです。比較的小型で50W、チューブ使用と言うことで、端正なルックスも私好み。ただ、予想に反して異様に重く、これを持ち運びしようとはちょっと思いません。アルビットはベースアンプ関係の機材で有名ですが、それだけに低音がものすごく、常に絞り気味に設定。基本回路はフェンダー系を基本にしているとのことですが、小音量でも音圧がある、よい音がします。イマイチと思っていたギターもこれに突っ込めば見違えるサウンドを出します。ストラトにもフルアコにもあう、オールラウンドなアンプ。ただし「シャー」というノイズはチューブアンプの宿命か、やはり出ます(今までこのノイズが皆無というチューブアンプはありません)。あと、内蔵のデジタルディレイは余計かも。歪みに関しては私は疎いので、ノーコメント。クリーンな設定にして大音量で鳴らしたいアンプです。こういう、人があまり使わない、「知られざる名機」は大好きです。(2007/3/6)

追記:Harmony Central User Reviews で日本人とおぼしきユーザー(英単語のスペルミスが多い)からは非常に高評価。全部で52台しか作られなかったとの記述が見えるが、本当だろうか。(2009/4/24)

追記2:経年変化で「バリバリ」というノイズが乗り始めたのでリペアに出そうかと考えたが,取りあえず自分で分解し,ポット類に接点復活材注入。なんとかノイズ軽減できた。

追記3:上記「随分昔の「ギターマガジン」」とは,1998年10月号であった。本誌の広告欄によれば当時の定価は15万8千円。代表の中沢氏が以下のように述べている。

 特徴は修理代が他のチューブ・アンプよりも安く上がる(笑)。音的には,うちが言うと手前味噌になるけど,完璧ですよ。ジャズ系の人が一番多く使ってるけど,ジャズ用って訳じゃないです。生音はどっちかていうとフェンダー系の音です。機能的にはザ・ツインと同じように2チャンネル入ってますよ,クリーンの音と歪みの音と。それで,音的にフュージョンとかで使えるように作ったんだけど,生音をジャズの人が気に入ってくれて,今もベースアンプと同様問い合わせが来ますね。今後機会があれば,ステレオ・ギターアンプも作ってみたいですね。
(2016/11/26)
Polytone mini brute2Polytone mini bruteU 1995頃

 ジャズ関係では定番中の定番アンプ,ポリトーンのミニ・ブルートU。フルアコを突っ込むだけで,とりあえずのジャズギターの音色ができてしまう。出力は100W。歪ませることもできるが,まあ使う人はいないだろう。持ち運びも便利,通常のジャズセッションだったら充分な実力。ピーターソンよりタフで,未だ壊れたことはない。1995年か96年に,大阪ワルツ堂(現存せず)から購入した。多分並行輸入品,新品が8万円台だった。これもかなり活躍しているアンプで,なじみの店に置きっぱなしだったり,私的にはベースアンプとしての使用も多い。もともと低音重視の設計なので。その際ギターアンプだと気付く人は稀である(本器は昔ジャズベーシストの定番アンプだったとの記事さえある)。したがって,ストラトなどソリッドギターとの相性はあまりよろしくない。まあ,ジャズギタリストならポリトーンは必携でしょう。ただし、機種や年代による違いは私あまり知りません。
Peterson P-100G EVPeterson P-100G EV 1990頃?

今は亡き英国のアンプメーカー,ピーターソンのP-100G。その名の通り,小型で100W,マホガニーのルックスが最高。木ねじなどを用いてない,というのが一つの売りだった。確か1990年前後に日本上陸したと思う。例によって,渡辺香津美さんがジャズフェス(レゾナンス・ボックス)で使用されているのを見,注目していた。1994年,下北沢ウィンドから中古でゲット。12万円くらいだった。それまでアンプには無頓着で,ローランドのキューブ40とかいう安物を使っていたが,これを初めて鳴らした瞬間の感動は忘れない。エレクトロ・ボイスのスピーカーのせいか,非常にクリアでワイドレンジな音。歪みは不評のようだが,そもそも私はアンプで歪ませることはないので関係ない。いろんなライブで苦楽を共にした朋友である。ただし欠点もあって,リバーブはフットスイッチを装着しないとオンできない,そしてメーカーが存在しないのでアフターケアが全く期待できない,という点である。で,結構繊細な作りで,壊れたらおしまい,という噂も。実は一度音が出なくなり,ダメモトで近所の電気屋に修理に出したのである。(鹿児島には複雑・高度な修理ができる楽器屋は存在しない。ほとんど外注に出されてしまい,時間とカネの浪費である)すると,わずか6千円で修理できてしまった。「どこが悪かったのですか?」「ああ,基盤の回路を手直ししといたから。」「…。」結局,原因不明である。シリアルを見たら,0021の番号。ひょっとしてこれ,最初期のモデルなのではないだろうか。私の機材の中で,最重要有形文化財に指定しました。



過去に所有したアンプ
けっこういろいろなアンプに手を出してきましたが,使わない・使えないと判断した物に関しては割と躊躇無く手放しています。
○Roland Cube40
1990年頃購入。当時の中古で4千円。とにかくギターの音が出ればよいと導入。まったく印象に残らないアンプだった。以前の職場に忘れてきました(笑)。

○Music Man 210-RP
1996年頃購入。6,7万円くらいだったか。初の真空管アンプ。音自体は好きだったがノイズが大きく感じ,奄美のギターマニアに売却。フェイザー内蔵という珍設計だった。

○Fender custom vibrasonic
1996年頃購入。北九州の楽器店クルースラットにES-175のペグを注文した際,「何かいいアンプはないですか?」などと聞き(いいカモですな),本器を勧められ購入。到着するまでその外見も知らなかった(笑)。当時独身だったため,こんな無茶な買い方もできた。確か11〜12万円位。改めて調べるとオールチューブ100W,1995〜1996年限定生産のレアアンプだったようだ。自宅には完全にオーバースペック。小音量ではホワイトノイズが大きかった記憶あり。奄美大島時代の知人ミュージシャンに売却。

○Mesa Boogie Caliber.50+ 
2002年頃購入。昔から興味があったメサブギーのアンプで50w出力,リットーミュージックの『アンプブック』に掲載されていたこともあって,導入。6万5千円。ただ,自宅ではオーバースペック,小音量でしか鳴らせないという環境では残念ながら使いこなせなかった。不全感がつのり,知人ギタリストに売却。

○Fender Sidekick50
2009年頃購入。おそらく1980年代の古いフェンダージャパン製トランジスタアンプ。当時行っていた店の置きアンプとして導入。なにか,経年変化のせいかフェンダーらしからぬナマクラな音がした。売却。

○VOX VT-40+
2011年頃購入。「モデリングアンプ」なるものに興味がわいたため導入。40wでチューブ入り,しかも安い,これはスゴイと2つも購入した記憶あり。最初は面白かったがやはり抜けが悪く音圧もないと感じ,売却。

○Fender mustang 2 v2
2014年頃購入。鹿児島市キャパルボビルにあったジャズバー・ポンタでのセッションのため置きアンプとして導入したが,不特定多数の人が使う用途としては非常に不評のため売却。いちいちプログラミングとか,機器の操作を知らない人には確かに使いにくい。

○Hughes & Kettner CLUB REVERB
2014年購入。上のムスタングの反省を踏まえ,シンプル操作・比較的小型・十分な出力,という3条件をクリアした機種として導入。置きアンプとして十分な仕事をしたが,ポンタ閉店のため用途が無くなり,売却。



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